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【エッセイ】文学フリマ東京36前の一呼吸~余白の時間を生きること~

こんにちは。長尾早苗です。

5月21日は文学フリマ東京!
一応わたしのブースで扱う商品は全て入稿済み・発刊、発行済みということもあり、あとは釣銭準備とポップ準備、フリーペーパーの印刷のみになりました。

わたしが個人出店をしていたのは去年の文学フリマ大阪遠征からポエケット、文学フリマ東京35でしたが、大学生のころサークルで文学フリマやポエケットに毎年のように出ていたので、わりと慣れている……のかもしれません。
今はありがたいことに、作品発表の場が多くあります(本当にありがたいです……!)
詩誌、詩誌の合評会、詩とは違うかたちの短詩の会、個人的な用事の発表会、そして自分で作りたい詩……。集まる機会がオンライン・オフライン共に増えたからでしょうか、とてもありがたいことです。


七月堂さんにも遠足気分で伺いました。
拙著『フレア』店頭のものは全てサイン入りです。
携われた詩誌La Vague、詩誌ハルハトラム、詩誌インカレポエトリが並んでいるのもうれしい。

そんな中で、やっぱり体力は大事だなということで、朝ランとコンディショニングの調整をしていきました。
体が資本ですからね。

今日は詩誌の同人伝いに聞いていた、大学時代の詩の先生に電話をしていました。詩人としても研究者としても有名な先生ですが、今家にこもり気味の生活を続けていらっしゃるのに、とてもしっかりとしたお声でうれしかった。
先生とは多分8年くらい会っていなくて、お手紙だけのやり取りだったように思います。
うーん、今は旺盛には書いていないねえ
という先生は、それ以外の時間は何をされているんだろう
ちょっと考えて、歩いてきました。一万歩くらいかな。朝のランニングも一回11分、週4で続けています。体力がないと毎日書けませんからね。


これは余白のあそび。
詩人の友人と休日、朝五時半に散歩をしていました。
夜と気圧には弱いようです。
がんばらないと。

余白の時間、とか、悪く言えば「暇」な時間ですけど、そういう時間に何か考えられることもあるのかなと思いました。
わたしは今、会や発表場所のためにも、自分のアウトプットのためにも詩を書いているけれど、ことばからことばを紡いでいくにはとても窮屈な思いをしなければいけませんでした。

風を感じ取り、季節を肌で感じて、その上で考えられることがあります。
刺激がないとつまらない。そういうこともありますが、一旦オフラインにしてみて、読書したりする習慣をわたしも少しずつつけていくことに戻しています。

29歳から30歳まではとにかく慌ただしかった……!
今も文学フリマ準備や集まる日の準備、詩作で慌ただしくしていますが、体がもたなくなるのが一番嫌なこと。次の日のコンディションにもよくないです。

まずは一回立ち止まる。そのうえで、休んでみたり読書してみたり、あえて苦手だった部分を勉強してみる。
そうしてみると、ある意味「ぼーっと」する時間も、頭を休めることとしていいのかもしれません。

まずは移動図書館が来る二週間に10冊本を読んでみること。毎日10編を目安に書くこと。推敲すること。生活のことをきちんとすること。ちゃんと寝ること。頭を休める時間を作ること。

そういったものが、創作にも多くの影響を及ぼすようにも思うのです。
このゴールデンウィーク期間中は、たくさんの詩作の機会をいただきながら、生活に風を通してみたり、楽しむ時は楽しみたいと思います。

それでは、次回の更新の時にお会いしましょう!

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