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『糖尿病の治し方』7-4 N本さんの話

Snさん同様、看護師のN本さんが糖尿病について話をしにきて
くれた。
 
N本さんは本をよく読むんだそうで、私もよく本を読むので
オススメの本をいろいろとN本さんにススメた。
(『その無限の先へ』とか、『新世界より』とか、ワクチン関連の
 後藤さんの本とか)
 
試しにN本さんにもオススメの本を聞いてみたら、
『夜と霧』とか、『白の闇』などの恐ろしそうな本をススメられた。
 
後、糖尿病になった老齢の元医師が、病院側の教えを全く聞かず、
浪漫の限りを尽くして好きな物(甘いものとか)を食べ、
足の指が壊疽したりしつつも大往生(?)した実話本とかも
ススメられた。(どんな元医師だ)
 
別れ際、N本さんから、「紹介した本の元医師のじいさんみたいに
無茶なことはしないで下さいね」とクギを刺された。
 
私は、「さすがにそこまでは無茶なことはしませんよ」と苦笑い
したんだが。 無茶な人もいたものである。
その元医師のじいさんは血糖値も計らず、たまに気が向いたときに
ほぼ目分量でインスリンを打っていたらしい。(適当だな)
 
…とはいえ、私も私で退院したら一日4回も血糖値を計ったり、
インスリンを打ったりしないといけなくなるのだ。
 
しかも期限は無制限。(病院側は『治らない』といっている)
 
コレができないと高血糖になって意識を失いそうになるし、インスリン
注射が効きすぎても低血糖になって危ない。(寝たまんま死ぬ場合も
あるのだ)
 
どうしたもんだか。 なんだかとてもままならない状況に、私は追い
込まれていたのである。 どう判断したものだろう……???

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