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見るって、そうじゃないかもしれない。

何かをしっかり見る時

人はそのものに対して

ものすごく距離を詰め

近づいて観察をする。

何かをよく見る為には、まずはその対象に近づき
じっくりと観察するのが一般的なやり方なのでしょう。
じゃないと、よく見えませんからね。
けれど残念ながら、それだけで終わってしまう人が
意外と沢山いるのではないかと思っています。
しかも距離、ちょっと近過ぎじゃないかしら?

「観察」といえば、対象のものを「よく見る」ことだと思います。
細部をよく見て
色んな角度から見て
変化を見て
そして最後には自分の中に
それをどんどん記録していくこと。

でもそこに、一つ大事なことが抜けているんじゃないかな?
と思うんです。

それは「客観的に見る」ということ。

「観察」することに自分の勝手な感情を持ち込んだりせず
そのもののありのままを見る…
それがなかなかできていないことが多い様な気がするんです。

しかしそもそもなぜ観察をするのか?という観察することの意味
についても、もう一度考えた方がいいと思います。
観察する意味…それはこれ以外にありませんよね。

それは、そのものの対象を「知るため」です。

知るということはその対象ををまずはそのまま
受け入れなけれななりません。
「それは違う」「あれは違う」とはね除けていたら
それはもはや観察ではなく、ただの自分の意見になってしまいます。
そうではなく、「ありのまま」を見るのです。

しかしここで特に注意が必要なのは
近くで見て満足してそれで終わってしまうという行動です。
それはあまりにも勿体ないことをしていると思います。
近くで見ることだけが観察ではありません。
近くでじっくり観察した後は
今度は遠くからもじっくり眺めてみる。
この一つではない見方が、とても大事になってくるのです。

近過ぎて見えていなかったものが離れてみたらよく見えたり
近過ぎてわからなかったことが離れてみたらよくわかったり。
「一つ一つをじっくりと見ること」
「全体を眺めてみること」
この方法でしっかり見ることによって
本当の「観察」と言えるのではないでしょうか。

片方だけでは片方の見方でしか見ることができないですし
それぞれに穴があると思います。
細部と全体の両方を見ることですぐには気付けなかった色んな事が
わかるかもしれません。

観察とは、近くでじっくりだけじゃない。
それでは近過ぎてわからないことも多いはず。

できればその両方の視点を
忘れずにいたいですね。


ではまた。



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