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こうさま神社神主
2023年4月2日 22:40
第1話むか~し、むか~し、江戸時代より以前のおはなし。それはそれは人々の暮らしは大変な日々が続いていてやっとその日を生きていたそうな😿😿😿村人が一生懸命に田畑を耕しても戦に巻き込まれて収穫まじかの稲穂ややっと大きく成長した野菜がことごとく焼かれたり、土が乾燥して雨水も底をつきかけて何とか天からの恵みが欲しく雨ごいをしてみたが雨が降らず、小作人はわずかにできた粟、ひえ、きびそ
2023年4月3日 11:54
第2話とある村人の暮らしぶりを見てみると、朝早くから小さい男の子が木の棒の両端に桶をつけた簡素な天秤棒を担いで外へ出ていくではないですか、近くの川といっても往復1里(今いうと約3.9キロ)はとても遠く桶に並々と水を入れても家に戻る頃には半分まで減ってしまったそうな😿😿釜土に火を起こすので忙しい中、お母さんは頑張って来た息子を褒めてあげて「良く最後まで水を捨てないで帰って来て偉
2023年4月3日 09:57
第3話村人たちの苦しい生活はより厳しさを増して来て食べていくにはそれこそ大変になり、口減らしと言って年老いたおばあちゃんを泣く泣く山へ置き去りにして、また、多少幼くても子供たちを由緒ある庄屋へ丁稚奉公へ行かせることで何とか暮らしていたそうな😿😿😿時が過ぎてある日の事、別の地域から来たという一人のまだ若い僧侶が現れて、荒れた田畑を一人で耕し、鬱蒼と茂った林の木を斧で切り倒して
2023年4月3日 10:23
第4話しばらくしてもその僧侶はいなくなるどころかより一層朝から日が暮れるまで田畑を耕して川から水を引き寄せて辺り一面が見事に整備されていったそうな😽😽😽これを目の前で見ていた村人たちはこの僧侶はすごい人物だと感心して次第によそ者扱いせず一人また一人とその僧侶と一緒に仲良く耕すようになっていったそうな😺😺😺村人の熱心さもあり順調に開墾できてきて、いざ田植えや野菜の苗を
2023年4月3日 10:48
第5話ある日の事、連日天気が良く飲み水も困るような状況になってきて、村人たちが途方に暮れていると例の僧侶が畑の真ん中に立ち、何やらぶつぶつと言葉を発しながら両手を天にめがけて何度も広げる仕草をしているとたちまちまるで夜が来たかのように辺りが真っ暗になり、雨雲が一面に広がってきたそうな🙀🙀🙀🙀村人たちが驚いてざわめいていると、ポツポツと雨が落ちてきたではないですか、村人の
2023年4月3日 11:24
第6話その後も僧侶は、来る日も来る日も田畑を耕しては天に祈りを捧げて雨を降らせて作物がたくさん採れるようになっていったそうな😸😸😽😽ところが、熱心に僧侶と一緒に仕事をしていた村人の男性が病にかかり寝床から立ち上がれなくなり、食事もろくにできずやせ細っていったそうな😿😿😿そこで僧侶はまた別の秘伝書を使い、苦しそうに横たわっている男性の前で、何やらまた言葉を発して両手
2023年4月4日 08:00
第7話このような幸せな日々が何年か過ぎた頃また悪夢が起きたのです、そう戦が始まったのです🙀🙀😿😿😿男衆は戦へ借り出され、残された家族は戦で殺されると思い怯え毎日を過ごし、せっかく収穫した米や野菜等が没収されて、またまた苦しく悲しい日々を過ごすことになってしまったそうな😿😿😿戦国の世の中では、勝てば官軍負ければ賊軍と言われるように負けた時の扱いは酷く、領主が変わると
2023年4月4日 08:43
第8話そんな中でも僧侶は、田畑を耕してわずかに残ったそばの実を石臼ですり潰し、出来たそば粉に水を加えてまた何やら言葉を発し祈りながら練ったそうな😺塊となったそば団子が出来上がると早速茹でて見張り役の兵隊たちに振舞ったところ、あっという間に兵隊たちはみんな腹が痛いと騒ぎ出したそうな🙀絶えられなくなった兵たちは訳も分からないまま一目散に一人残らずいなくなったそうな😸😸😽😽
2023年4月4日 09:26
第9話この僧侶は、村人たちから尊敬されるようになっても驕れることなく以前と変わらず、村人たちと汗水流して一生懸命に戦で荒廃した大地を元のように朝から日暮れまで働いて頑張ったそうな😸😸😽😽やがて春に植えた緑輝く水田の苗が大きく成長して、秋になる頃にはお米の重みで首部が大きく垂れ下がって、おいしくて質が良いお米がとれるようになったそうな😸😸😸村人たちの間では、あのお方は
2023年4月4日 09:58
第10話この僧侶は「こうさま」と神様のように呼ばれるようになっても変わることなく、田畑を耕して収穫したそばや小麦を使って村人にそばやうどんをつくっては振る舞いつくっては振る舞いと村人たちの為に尽したそうな😽😽😽😽😽常に「こうさま」のまわりには村人が群がり、何とか相談にのってもらおうと押し合っている中、一人深刻な赴きの女性がいたそうな😿こうさまは、この女性が気になり声を
2023年4月4日 10:38
第11話この村人はすごく感謝してこうさまと一緒に田畑を耕しては、そばやうどんをつくるようになったそうな😽😽😽こんな幸福な日々が続くことを願っていた村人たちでしたが、またもや敵兵が攻めてきてあっという間に田畑を占領されて、収穫して精米した米俵を奪われてしまったそうな😿😿😿それにこうさまという僧侶がいることを噂で聞きつけていた敵兵の大将が出てきて、こうさまを縛って捕まえよう
2023年4月4日 11:17
第12話こうさまはそばをおいしくするにはお経を唱えると良いのでと偽りまた違う秘伝書を持ち出してきて、例の如く何やらぶつぶつと呪文を唱えてそばを練り始めたそうな🙀🙀🙀しばらくして出来上がったそばを見ると団子ではなく細く線状になって茹でたての麺は光輝いて見えてとてもおいそうに思えて、腹が減った兵隊たちは我先にと夢中になって食べ始めたそうな😾😾しばらくしてこれを食べた兵隊たち
2023年4月4日 11:50
第13話村人たちは嘆き悲しんでいたが、こうさまは動じることもなくまたぶつぶつと何やら祈りを捧げているとあっという間に処刑台近くだけ暗くなり雷が鳴り響き、突然豪雨になってけた火が完全に消えてしまったそうな🙀🙀😺😸😸😸おまけに大将が鎮座していたやぐらに雷が落ちて大将はあえなく死んだそうな😺😸😽😽😽😽こうさまは火傷を負ったものの村人に助け出されて無事に生還し、こ
2023年4月5日 08:38
第14話しばらく村人たちは、こうさまが亡くなってしまったことを受け入れられずにいましたが、一人の男性がくわを持ち立ち上がりました、そうです病からこうさまに助けて頂いた村人だったそうな😺😺😺それからというもの村に静かな日々が訪れるようになり、この男性が中心となり、こうさまに見習って水田に残った稲の根をきれいに取り除いて水を引き入れ、畑の雑草を取り土をほぐして作物が根をはりやす