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#現代詩

詩 ︙ 星の夢の夢

詩 ︙ 星の夢の夢

星々の舞台で産まれた光は
貧困な時間に病む花の様

手に繋がれたまま
生きることの意味を探し続ける

闇に包まれた魂が叫ぶ

自由な空を羨む鳥の歌声
巣立つ勇気を求めながら
新たな命へと変わりたい

生まれた時から1人の月

夜空に浮かぶ無関心な星々

でも諦めない

希望の種を秘めている

生まれ変わりたいと願う胸に
新たな光の道が拓かれる
闇の中で輝く魂が証明する
私は自らの存在を受け入れる

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詩 ︙ 夢酉々

詩 ︙ 夢酉々

灰色の世界に迷い込んだ私は
鎖に縛られた鳥

翼を広げることさえ許されずに
心の自由を奪われている

毒の言葉は鋭い棘

重い岩がのし掛かり

迷路は闇夜の森の中

生きることは迷える旅人

首輪の痕跡が深く刻まれていても
心は未だに自由への渇望を秘めている

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詩 ︙ いぬの空気

詩 ︙ いぬの空気

生きてるだけじゃ中身は空っぽ

無意味な努力は無価値と一緒

見えない努力は存在しない

愛は有料

前提ありきの無条件

持ってるひとは見えなくて

地上に出るのは難しい

誰も知らないから

埋まって 凪いで 真っ暗

必要になったとき出せるものがない

入れたくても届かない

騒がれもせず 誰みも見えず

消えて 消えて 消える

詩 ︙ 昇礁

詩 ︙ 昇礁

産まれた時から違う環境
あの子の当たり前は私の特別

常識の違う2人が求める幸せは高さが違う
私は早く普通になりたい
私は早く特別になりたい

最低でも普通
普通でも目標

毎夜幸せになりたいと願う
毎夜普通に暮らしたいと願う

生きてるだけじゃ足りない毎日
普通に生きたくて生き抜く毎日

何者かになりたい普通な私
何者でもないから何者かの私
愚少は希少 普通は平凡

見て 出て 体験 した訳でも

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詩 ︙ やにやに

詩 ︙ やにやに

バイト終わりに煙草を吸う

今日も疲れた
きっと明日も 明後日も その次も

吐いた煙が溶けて消える

振り返った1日も

一緒に溶かす

毎日死んで 毎日溶ける

朝の光で煙が立って 夜には吸殻 雲の中

吸ってる間 生きている
全部上から見てるから 結果 後報 他人事

雲の中から見た私は

よかったら❤️🔁🤝🕊️お願いします

詩 ︙ パンの唄

詩 ︙ パンの唄

今日死んでもパンを食べる
明日死んでもパンを食べる
昨日もパンを食べた

生きてるからパンを食べる
でも 食べていても 生きているとは限らない

生活が死んでもパンを食べる
生活したいけどパンを食べる
生きなきゃいけなくて 生活できない

ただパンを食べるだけ
そこに生はない

食べるのをやめたら 生活は起こる
でも生は死ぬ

いつからかツバメが来た

ツバメはパンを食べる
代わりに宝石を落とす

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詩 ︙ 延延

詩 ︙ 延延

延延の中で延延と

終わりが何かもわからない

出口を知らないから
何処にも着かない

通り過ぎても気づかない

ずっと見えている目標は
誰かの作った当たり前

自分の思考を覗く
でも本当は中から外を覗いているだけ

みんな同じ

でも中身がある
それは外なのに 自分のものみたいにして
大事にしまっている

決めるのは自分
入れるのは誰か

延延続く

怖くて着けないから
今日も廻る

怖いから

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詩 ︙ 揚げパン

詩 ︙ 揚げパン

揚げパンは炭水化物

揚げパンは栄養

揚げパンはお菓子 食パンはご飯

揚げパンを食べられる人は幸せ

気づいているのは食べられない人ばかり

ほんとは揚げパンを食べたいわけじゃない

友達と受けた2限目の終わり

駅のパン屋で揚げパンを買う

自転車で家に向かいながら

紅茶を入れて食べる想像

夕方からはレジのバイト

帰ったらママと夜ご飯

そんな生活 そこにある揚げパンが欲しい

別に買

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詩 ︙ 死々

詩 ︙ 死々

子供の頃は褒められたら嬉しかった

でも今は足りなくて

体の一部をちぎって持っていたくなる

それはひとつじゃ足りない
いろんな人のいろんな場所

集めたら誰かになるかも
でも多分喋ってはくれない

2人目を作っても 3人目を作っても

満足できない

私をちぎって持っていってくれる人はいないから

私も細かくなって
いろんな人のポケットに入りたい

そしたら自分を見ないで済む
意味は持ち主がく

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詩 ︙ 通行

詩 ︙ 通行

知らないことを盾にして
知ろうとせずに刺しに行く
相手が笑えば終わり 怒れば泣く

生まれた時から靴を履き
ただ親切を浪費する
気づいた時には枯れ果てて

でもそれは私の希望

現実は
生まれと育ちで死ぬまで安泰

知ろうともせず 知りもせず
ただ消費して死んでいく

誰が産んでいるのかも考えず

産むしかない私は
今日も消費される

詩 ︙ =

詩 ︙ =

終わって夏に気づく

その間に意味はない

分類されて初めて触れる

今はなく 先もない 

付いた記号だけが存在している

それを見て

また進む

振り返り

分類するために

誌のサークルです。よかったら来てください。

詩 ︙ 侃侃

詩 ︙ 侃侃

空に消えた想いはもう一度空を見つめたとき
少し冷えて戻ってきて

私は前より背が伸びている

過去でもなく未来でもない自分に追われて

覚めない夢を走り続けて

気がつくと知らない場所に倒れている

でもよく見ると

そこは時間の経った同じ場所で

私だけが 何が変わったかわからないでいる

焦燥感にかられ 変化を信じて進むけど

それが前かはわからない

意味があることは 理由がわからず

無い

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詩 ︙ 行燈

詩 ︙ 行燈

6時20分

目が覚めると天井が落ちている

スマホを見て

お豆腐を温めて

元の位置まで押し戻す

昨日は夏空を見て心が浮いたのに

今日は顔の見えない言葉に穴を開けられて

急に飛んで 急に落ちて 

頭も気持ちも乱されて

進んでいる方向がわからなくなったとき

一羽の鳩が飛んできて

ついて行くと いつの間にか目が覚めて

もう天井は落ちていない

怖くないわけじゃない

でも信じている

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詩 ︙ 暗礁

詩 ︙ 暗礁

短夜の生ぬるい風が

思い出のドアを叩く

沈めた記憶に追い詰められて

ひとり天井に掴まれる

動く力も

立ち上がる気力も

何もかも枯渇している

それでも時計は

さらに私を追い詰めて

私はどうしようもなく飛び降りる

でも底には着かない

落ちて 落ちて 落ちて

終わりなく

どこまでも落ち続ける