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詩 ︙ 侃侃

空に消えた想いはもう一度空を見つめたとき
少し冷えて戻ってきて

私は前より背が伸びている

過去でもなく未来でもない自分に追われて

覚めない夢を走り続けて

気がつくと知らない場所に倒れている

でもよく見ると

そこは時間の経った同じ場所で

私だけが 何が変わったかわからないでいる

焦燥感にかられ 変化を信じて進むけど

それが前かはわからない

意味があることは 理由がわからず

無いことも どうして無いのかわからない

私だけが目的地を知っているのに

誰かの船に乗ったきり

終わりのない航海が

今夜も続く




私の血となり肉となります