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必ずハマるお金の危険な罠【アンカリング効果】

さて本日はお金の危険な罠について心理学的な側面からみていきましょう。

先日以下の記事を投稿しました。

これはメンタル・アカウンティングについての記事です。

ざっくり説明すると、

💡メンタル・アカウンティングとは
心の会計簿とも呼ばれ、人間は、無意識のうちにお金を複数の用途や状況に使い分けているということ。
お金は一律ではなく別々の容器に入っているものと捉える心理のこと。

今回はアンカリング効果と名前が似ていますが、内容は異なります。


■アンカリングとは?

アンカリングとは、一言で説明すると

先に与えられた数字や情報(アンカー)によって、その後の判断や行動に影響が及ぼされるという現象を表す心理学用語

具体的には、判断がアンカーに近くなる傾向があります。

わかりにくいですね。
噛み砕いていきましょう。

まずアンカーとは先に認識する情報のことで、お金に関連することで具体的をあげると

・値札に記載されている値段
・自分が株式を購入した時の株価

こんな感じです。


■人は先に認識した情報にその後を左右される

さっきの具体例で考えてみましょう。
値札に記載されている値段の場合。

・家電量販店で冷蔵庫の値札に10万円と記載があった
・それを見たAさんは店員に値切り交渉スタート
・結果、75,000円で購入

この時、Aさんは元値から25,000円も値下げに成功したので、気持ちはホクホクです。

ですが、これはAさんが最初の元値の10万円(アンカー)を基準としているから、Aさんが嬉しいだけであって、その冷蔵庫の市場の値段が7万円だったら?

むしろ5,000円の損になるので、全く嬉しい事態ではないんですが、Aさんは基準が10万円なので、ぬか喜びになっているんです。


■人間はお金の判断がテキトー

前回のメンタル・アカウンティングでも触れましたが、人間はお金の判断がかなり雑なんです。

株式を購入する場合も、購入した時より上がっているか下がっているかという、購入時の値段(アンカー)を基準にしますよね。

対処法としては

・お金の専門家に相談する(そもそも専門家がテキトーなのでお勧めしない)
・相場を調べる
・他人に相談する(自分では合理的な判断ができているか微妙なため)

こんなところですね!

皆さんも、アンカリングには気をつけましょう。

それでは。

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