本当の「考える」を取り戻す
頭が何かに支配されている時がある。
「何か」の部分には、人間関係・お金・容姿などの悩みが入る人が大半なのだろう。
人間は考え事ができる。
しかし、その考え事の大半が悩みと言う事になる。
楽しい考えで頭が一杯だ、と言う人も中にはいるだろうが、多分少数だろう。
大抵の人は、悩みを抱えている。
それは思考している訳ではなく、グルグルと辛い事を何度も何度も考えているだけである。
これは心的にも辛いし、もしかすると体にも影響を及ぼすかもしれない。
以前、内向型に関する記事を書いて、多くのスキとコメントをいただいた。
本当にありがとうございます。
まだお読みでない方は下記をご覧ください。
内向型の割合が多い僕は、よく考え事をすると自分でも思っていた。
過去に友達から、「考え事が好きだよね」と言われた経験もある。
僕もそんな自分が割と好きである。
考えている時間は、無条件で自分の世界に入り込めるからだ。
しかし、何かを思考するのでなく、何かしらの悩みがあって考え事をしている時は、内向型の楽しみが、一気に辛さに変化してしまう。
頭の中で考える事が好きな分、頭の中を支配されると心や気持ちまで支配されそうになってしまうのだ。
過去には、そんな事を意識した事はなかったけれど、何度も心まで支配されてしまった経験があるのだ。
あの苦しい感覚は、本当に嫌だった。
その時は、原因はわかっていても自分に何が起こっていて、どうして苦しいのかさえわかっていなかったのだから、さらに苦しくなるのは当然の事だった。
内向型の弱点とでも言うべきか。
ただ、そのように悩みと頭の中の関係を理解してからは、内向型の弱点の克服したいと考えるようになった。
僕は弱点を克服するよりも、長所を伸ばす方が好きなのだが、考える事こそが自分の最大の長所だと思えたから、ここには力を入れた。
いろんな事を試して来たが、一番効果のあった事だけを紹介したい。
それは、書く事である。
書く、と言っても、本を出版するとか、ブログを作るとか、そこまで時間のかかるものでなくても大丈夫である。
ここで書くのは、ノートや紙、とにかく何でも良いので、悩みを書き出す事である。
ただこれだけであるが、これが一番効果があった。
書く事は言葉にする事だから、考えている事がちゃんと形になってくれる。
形になってくれれば、認識する事ができる。
認識する事ができれば、干渉する事ができるのだ。
干渉する事とは、コントロールすると言い換える事もできる。
つまり、頭の中でグルグルしている悩みは捉え所がなく、対処や制御ができていなかったと言うだけなのである。
だから、字が下手だろうととにかく形にして、認識していくのである。
すると、案外悩みの数が極少数だったり、取り留めも無いものだったりするのだ。
そんな風にホッとする事さえできれば、心置きなく思考の世界で遊べるのである。
これは内向型の人だけで無く、仕事に集中できないとか、悩みがあって辛いと言う人にもオススメの方法だが、特に考える事が好きな人で悩みがある人には自信を持って推薦できる手段である。
ぜひ、悩みから頭を解放してあげて欲しい。
【本日の参考図書】
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