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#恋
彼のことが好きすぎる
昨日は長時間のドライブで疲れ切っていた彼。
家に帰ると歯磨きとシャワーを5分で済ませ、すぐにベッドに潜り込んでいた。つられてわたしもうたた寝をしてしまったけれど、お風呂に入らねばとハッと起きる。
彼はわたしが起きたことに気づいたのか、お酒で真っ赤になった顔を上げ、眠そうな目を開けて、ん、とキスを求めてきた。その表情があまりにもかわいくて、もう悶絶だよ、わたしの顔面はR指定だったよ。
朝、わたし
逃げこんだ先に出会った人
『好きかどうか、もうわからない』
あの夏、わたしの心が、わたしに告げたこと。
一緒にいると安らぐし、笑っていてほしいし、こんなに愛してくれる人、きっと他にいないのに。でも、それでも。
わたしは逃げるように、一人イタリアへ旅立った。
たくさんの人に出会った。
涙が溢れる景色にも、おいしくて感激したジェラートにも。
そしてなによりわたしは、あの夏のイタリアで、日本に残してきたはずのあなたに会っ
大切なあなたにケーキを
友だちと会った帰り道。
たしかこの辺りには、おいしいケーキ屋さんがあったはず。まだやってるかな?と検索して、営業時間ギリギリなことに気づいて慌てて走り出した。
今日は家で彼が待っている。おいしいケーキを彼と一緒に食べて、笑顔になりたい。喜んで、くれるかな。
かつてわたしが付き合った人たちはみんな、特別な日でもないのにケーキやアイスを買ってきてくれた。
わたしはそれがとても嬉しかった。日常の小さ