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彼のことが好きすぎる

昨日は長時間のドライブで疲れ切っていた彼。

家に帰ると歯磨きとシャワーを5分で済ませ、すぐにベッドに潜り込んでいた。つられてわたしもうたた寝をしてしまったけれど、お風呂に入らねばとハッと起きる。
彼はわたしが起きたことに気づいたのか、お酒で真っ赤になった顔を上げ、眠そうな目を開けて、ん、とキスを求めてきた。その表情があまりにもかわいくて、もう悶絶だよ、わたしの顔面はR指定だったよ。


朝、わたしのアラームが鳴る。

予定があるのになかなか起きないわたしをよそに、彼は先に起きてゆっくりシャワーを浴びていた。ドライヤーの音で目が覚め、歯磨きをしに洗面台へ。Tシャツと下着姿の彼は、ほかほかでとても暖かい。ぎゅっと抱きついたとき、わたしの手がふにふにと柔らかい彼のお尻に触る。暖かくて柔らかくて、これは顔を埋めなければ…!と必死に彼のお尻を狙うわたしと、逃げる彼。泣き真似をしてもダメだった。ハグでごまかされた。手で揉ませてくれただけだった。あのほかほかやわやわのお尻、大好きなのにな…。売ってないかな?買い占めるんだけれど。


家を出る。

彼は休日なのにこれから自分の家で仕事をするらしい。わたしから旅を奪い彼をこんなに働かせるコロナ、許すまじ。
マンションのエレベーターに乗るとき、いつも彼が先に乗って、後から乗るわたしが彼におしくらまんじゅうをする。わたしがいつものように彼をエレベーターの角に押し込むと、耳元で

「みどり、今週も楽しかったよ」

わたしも!!!!


たぶん今年で付き合って7年目くらいなのだけれど、わたしたちの関係はずっと恋で、愛だ。いつまでこんなふうに居られるのか、たまに考えることはあるけれど、結局いつも目の前の存在が愛おしすぎて、そんな不安は吹き飛んでしまう。

昨日も、今日も、そして明日も。
あなたのことが好きで好きで仕方ないのです。





世界はそれを愛と呼ぶんだぜ