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【提案】同じ学校の他の不登校の親と繋がれる仕組みの導入について。

時代劇のような昭和の固定観念から脱却し、
令和の父親になるべくアップデート作戦中!


こんにちわ、ナツキのパパです。


我が家では現在、小6の長男と小2の次男が不登校です。

特に困ったり悩んでる事はないのですが、SNSやwebを通じて不登校に悩む保護者の方を目にすると、改めて感じる事が2つあります。

あまり纏まってないのですが、今回は自分の現在地や、誰かの為に自分にできるこ事なんかを考えた時に、ここで思っている事を吐露しておこうかと思います。

近所の同級生が不登校になった?

まず、家が割と近所という事もあって、まだ長男が学校に行ってた頃(もう4年ほど前)は何度か交流があった同級生の子とそのお母さんがいるのですが、最近になって、久々にボクの妻にLINEが来たそうなんですよね。

その内容が、どうもその同級生が1学期から何度か休むようになり、夏休み明けてからはほぼ行ってないらしいとのこと。

察するに、たぶん(不登校の先輩母として?)話を聞かせて欲しいんだろうなぁという感じです。

何か役に立てるなら、それは全然良いのですが、なんかそうやってリアルで身近な方から聞かれる事がほぼ無かったので、改めて思ったんですよね。

そもそも不登校になって初期の(親の心の)不安定期とかって、何とかならないか、どうしたら良いのか、とwebで色々調べたり情報を探したりすると思うんですけど、親も子どもも、精神的な意味で安定期に入るまでは紆余曲折を経て結構遠回りをしたり、時間が掛かることが多いと思うんですよね。

なので、不登校の兆候が見えた初期の段階で、やっぱり学校側というか身近なところから、何かしら他の不登校の事例の話とか、詳しい方の紹介とか繋がりが作れたなら、もっと苦しまなくて済む家庭が増えるのになぁ?と。

学校側の対応や仕組みに関して、現行制度の中でも出来ることがもっとあると思う。

もちろん不登校になる家庭の事情はそれぞれだし、個人情報の事もあるので、学校としてはすぐに他の不登校の家庭とか、先輩の紹介とかは出来ないと思います。

ただ、例えば学校側が主導ではなくても、「不登校の親の会」をPTAみたいに組織として公認で設置しておけば、親の会がある事やその窓口の案内だけなら出来ると思うんですよね。

あとは、不登校に関する情報の公開の有無は、相談があったり対象の各家庭毎に確認したりも出来るだろうし、その辺りは親の会に任せたりとか、幾らでもやりようはあると思います。

特に、不登校の初期って何かと手探りの中で悩まれたりしながら、何かしらの答えというか落とし所を見つけると思うんですが、例えば直ぐに良いコミュニティやユーザーに出会えて楽になれたら良いけれど、今回は「同じ学校の同級生や少し年上の不登校の先輩家庭」と繋がれたり話が聞けたら、もっと早い段階で安心できるだろうし、(親が安定期に入るのが早まれば)子どもの心のダメージも浅くて済むだろうなって改めて思ったんですよね。


今すぐにでも全国で導入して欲しい2つの仕組み。

前述の話から、出来たら今すぐにでも、全国の公立小中学校には次の2つの仕組みを導入して欲しいなぁと思います。

ざっくり言えば、不登校の児童・生徒の保護者に対する、不登校の他の家庭と繋がれる仕組み、機会の提供です。

❶学校単位の「不登校の親の会」の設置の公認。

❷不登校児童・生徒の保護者に対する「親の会の存在」と「接続方法」の案内。

もちろん、繋がりたいかどうかは各家庭に委ねられるので、学校側としては別にお薦めしなくてもいいし、他の不登校の家庭の情報を開示する必要もありません。

ただ、親の会がある事と、繋がりたいと希望する場合にどこに連絡すれば良いか、最低限その2点を紹介するだけでも十分だと思います。


現実問題として、不登校への対応は文科省の認識や通達に関わらず、教育委員会との関係をはじめ校長先生個人の認識や価値観といったスタンスによるところが大きい事も事実だと思います。

ただ、出来ればこの仕組みについては、不登校の当事者だけではなく、次のような理由から、不登校の児童・生徒がいるクラス内の他の子や家庭に対しても大切なんじゃないかな?と思います。


以上、いま改めて思う、全国的に導入して欲しい仕組みの話でした。


口ばかりで他人任せかも知れないけど。

不登校については、webで探せば色々な情報があるし、とても心が救われるコミュニティや場所があります。

でも、そこまで辿り着くのも簡単ではなかったりするのも事実だし、当事者にならないとそれらの情報に触れる機会も殆どないし、出来たらもっと身近な、言ってみれば、最前線とも言える学校自体に、救いに繋がる道が用意されたらいいなと思います。



「多数派=常識=正しい」という図式は、差別と偏見を生み続ける。

これはついでというか少し話がズレますけど、そもそも不登校がこれだけ増えている今の公教育の仕組みと姿勢には、どう考えても時代に即さない側面があるのは明確で、仕組みの再構築も必要だと思うんですよね。

そこで1番強く思う事は、多様性を叫ぶ時代とほぼ真逆ともいえる同質性を重視した公教育の仕組みの問題点で、簡単にいえば下の図式の存在です。

マジョリティ(多数派)=常識(普通)=正義
マイノリティ(少数派)=非常識=問題児

この認識でいる社会は、差別や偏見を生み続けると思います。

だから、自分にとっては「普通」でも、相手にとっては「苦痛」かも知れないという気持ちや考えを持つこと。

いつだって自分とは異なる考えや価値観を持つ人がいること、特に少数派の立場になって物事を認識したり考えたりする事は、これからというか今の日本の社会全体に必要なことじゃないかなと思っています。



我が子が不登校に!?と動揺する初期にすぐ手が届く場所に欲しい。

最初は誰だって動揺すると思います。
だからこそ、初期にすぐ適切な救いの手や情報が手に入るように、遠回りをして子どもをより深く傷付けなくて済むように、すぐ側にあって欲しいなと思います。


ボクが自身の体験から感じた事は、不登校の子どもを持った親の心の変化として、次のような事が言えるんじゃないかな、ということ。


お子さんの不登校で困惑されているお父さんやお母さんへ

もしも今、お子さんが不登校気味で、または不登校になった事で悩まれてたり苦しまれている最中の方がいましたら、参考になるかは分かりませんが、読んで頂けたらと思います。


他にも不登校の親として感じる事を時々こちらに書いていますので、良かったらご覧いただけたらと思います。


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多様性を考える

過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。