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【睡眠読書会#6】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む -睡眠時間は最重要ではない-

『睡眠の常識はウソだらけ』を読む。
今日は、睡眠不足と睡眠時間との関係について考えてみます。


1.太陽と共に活動する現地人

書籍内では、1908年のイギリスの旅作家エディス・ダーラムが、北部アルバニア山岳地帯で現地の人々を調査した結果が書かれています。

当時、現地の人は時計という概念がなく、日の出と共に目覚めて活動し、日の入りとともに就寝したそうです。こういう生活のため、夏と冬とでは睡眠時間が全く異なります。

しかし、この生活が当然と思っている現地の人にとっては、何ら苦もなく、活発に活動しており、グッタリとしてしまったのは、旅作家のダーラムだけだったそうな…。

夏と冬とで睡眠時間が倍近く開きがあっても、問題なく活動する現地人。園様子を報告するこの調査から、睡眠に「時間」という概念を紐付けた「睡眠時間」という概念が本当に必要なのかどうか?

再考する機会が得られます。

 

2.睡眠時間が少ない=睡眠不足ではない

そしてどうやら、「寝てないから辛い」ではなく「寝てないと思っているから辛い」ようです。

ブラウン大学のメアリー=カスケイドンの実験が紹介されています。

この実験では被験者をA、Bの2つのグループに分けて、陽の光も入らず、時計もない部屋で3時間睡眠を取らせます。
そして、Aグループには「8時間眠っていた」と伝え、とBグループには「3時間しか寝ていない」と伝えます。

結果、8時間寝ていると思い込んでいるAグループは、ほとんど睡眠不足を訴えることが無い一方で、3時間睡眠と認識しているBグループの全員が睡眠不足を訴えたとのことです。

この実験を、みなさんはどう捉えますか?

 

3.まとめ

世界には、睡眠時間を気にしない部族がいますし、同じ生活様式でも「寝た」という意識だけで睡眠不足を訴えない、という実験が示されています。

この本やこの記事を読んだからといって、睡眠時間を強制的に短くする必要はありません。

ただ、「○○時間寝なければならない」「必要な睡眠時間」のような、睡眠と時間をセットで考える、という固定観念は、そろそろ手放してみませんか?


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