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Narita
2021年5月16日 03:09
ある晩春のうたふわふわじわじわと瞼閉じて震えてまた開く。満身創痍で横たわり重い瞼をこじ開ける。風が足元吹き抜けて灯りは僕の手元を照らす。闇は僕らを突き放し僕らは必死に食らいつく。やがて瞼が重くなり僕は闇へと落ちてゆく。
2021年5月16日 02:41
行方私たちは今、暗いトンネルの中にいる。真っ暗闇の、中にいる。見ろ!私たちの光がみえる。いいや、あれは炎。私たちの行手を阻む炎。見ろ、渇きを癒す水だ。いいや、あれは私たちを飲み込む荒波。我々はどこに行ったら良い?いいや、私たちはどこにも行かない。ゆらゆらゆらゆらゆらゆら揺れる意識と無意識の狭間で。暗闇の中 ほんのり汗ばんだ手を握って。ゆらゆらゆらゆらゆらゆら揺れる夢