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2021年6月の記事一覧

詩  「明日よ」

詩  「明日よ」

「明日よ」

明日が来る! 明日が来る!
恐怖がやってくる! 
生きていることがこんなにも怖い

明日が来る!明日が来る!
恐怖が押し寄せてくる!
ぼんやりとした不安が、波のように押し寄せる
その不安が去るとき 希望を連れて行って
僕は空っぽになる

不安の波よ!僕を連れて行ってくれ!
そちらはどうなっているのでしょう
未来はどうなっているのでしょう
空っぽの僕はどうなるのでしょう

明日よ!あし

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詩  「散りゆく花びら」

詩  「散りゆく花びら」

「散りゆく花びら」

生きるんですよ 神はそう言った

生まれ落ちたからには 死ぬべき運命ならば
死ぬまで生きなければならない
あぁ、神よ! 私はどうしたら良いのでしょう

生きるのです 神はそうとだけ言った

生きているのならば 死ぬまで生きる
今日も眠って 明日起きたら 
死なない限り 今を生きる

散ってしまった花びらたちは 私の瞼をかすめ
水面を揺らす 力となる
私たちも花びらのように 世

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詩  「生」

詩  「生」

「生」

瞼を開くと そこはこの世
もう何度もみた この景色 
何度目だろうか ここからいなくなりたいと
思いながら 目覚めた朝
しかし現実は 甘くなく
明日は容赦なく 訪れる

あぁ! 僕は何で生きているのだろうか!

知らず知らずのうちに ときは流れ
いつのまにか 大人になっていた
子供の時は 早く大人になりたくて
半端な僕は どうしたら良いの
この先何を するのが良いの
今宵も夜は更け 日は

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詩  「まっさら」

詩  「まっさら」

「まっさら」

この世界の片隅に 僕は生きている
僕と僕以外 互いに交わりながら生きている
だけど 僕のことを 僕以外の人がわかることなんてあるのだろうか 
自分でも自分のことが分からないのに

この世界の片隅に まっさらなベッドがあって
そこには僕が眠っていた
幼い頃の僕は 自分の存在を知らずに
ただ 「生きる」 をしていた
その世界には 他人はいない

この世界の片隅で 僕は死ぬだろう
何年後

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