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展覧会レビュー:APAアワード2023 第51回公益社団法人日本広告写真家協会公募展@東京都写真美術館
東京都写真美術館で開催されている「APAアワード2023(第51回公益社団法人日本広告写真家協会公募展)」に行った感想を書きます。
結論から言うと、イッキに様々な感性に触れられるのは良いですが、「学び」を得る部分は少ないです。APAといった歴史ある組織が選ぶ作品とはどういうものなのか?知るには良い機会だと思います。
APA(Japan Advertising Photographers' Association)アワードとは…
APAアワードは1961年より開催されている歴史ある写真の公募展で、これまで多数の写真家を数多く輩出してきました。「広告作品部門」は実際に世の中に流通した広告写真から審査・選出し、「写真作品部門」はテーマに沿って自由な発想と写真表現で競い合う写真コンペティションです。
要するに広告寄りの何でもありの公募展です。中でも「写真作品部門」は誰でも応募することができます。
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私は、中でも以下2点の作品が好みでした。
1)Hsieh Chenyu「帰り道」(審査委員 横浪修賞)
どこにでもあるような、学校なのか友達の家からなのか帰ると思われる風景。シャツの出具合もいい。自分にもこんな時期がありました。夕暮れの中、夜ご飯でも思いながら自転車を漕ぐ姿に懐かしさや哀愁を感じます。
背景にぼんやり映る「かに」も良い感じ。
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2)増田 俊次「ハプニング」(入選)
題名のまんま。よくもここまでピントをパキーンと合わせて決定的瞬間が撮れたものだと感心します。何となく写真家の梅佳代的な雰囲気もあります。
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今後も定期的に東京都写真美術館で開催されるのかと思います。難しいことを考えず、APAなどの歴史ある組織に選ばれるのはどういった写真があるのか?を知るには良い機会だと思います。ワンフロアでたくさんの感性にも巡り合えるので、インスピレーションをもらえる人もいるかもしれませんね。
展覧会名:APAアワード2023 第51回公益社団法人日本広告写真家協会公募展
場所:東京都写真美術館
満足度:★★★☆☆
会話できる度:★★★★☆
ベビーカー:ストレスフリー
会期:2023.2.25(土)—3.12(日)
アクセス:恵比寿駅から約10分
入場料(一般):500円
事前予約:不要
展覧所要時間:約30分
混み具合:快適
展覧撮影:全て可能
URL:https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4315.html
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