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月2本発行のメルマガより、毎号チラ見せをご覧いただけます。それなりにしっかり読めます。
フランスで生まれた、吉田進作曲・台本の能オペラ「隅田川」の日本初演について。
https://mypage.mag2.com/ui/view/magazine/164298368?share=1
札幌のクリークホールでアドヴァイザーを務めさせていただいていますが、公式サイトで「静寂の向こう側」というコラムを連載することになりました。
https://www.creekhall.com/column
ネゼ=セガン指揮METオーケストラ(6/27サントリー)。バルトーク「青ひげ公の城」は、物語を語ろうとするときの音の説得力が凄い。ガランチャのユディット、ヴァン・ホーンの青ひげとも驚異的に豊かな声。7つの扉を開くたびに血も凍る情景が出現する愛と恐怖の象徴劇を、久しぶりに堪能した。
ネゼ=セガン指揮METオーケストラ(6/26サントリー)。マーラー5番は指揮者の強靭な統率のもと金管や弦の艶やかな音色が随所で新鮮。ウィーンを離れた作曲家がNYで最後の日々を過ごす中、オペラ指揮者としてどれほどMETを改革し貢献したか。その歴史を思いながら感慨深く聴いた。
ロイヤル・オペラ「リゴレット」(6/25神奈川県民ホール、パッパーノ指揮、ミアーズ演出)は音楽の充実のみならず、視覚面すべてにおいて演劇の国イギリスの底力を発揮する名舞台。話題の初来日シエラは間違いなく旬のスター。可憐でしなやかな声と演技で、ジルダの献身的な愛が痛いほど伝わった。
チョン・ミョンフン指揮東京フィルのトゥーランガリラ交響曲(6/24サントリー)。宇宙の光全部を集めたように音が輝く、やはり名曲。ピアノ務川慧悟とオンドマルトノ原田節は協奏曲のソリストのような妙音と存在感。「星々の血の喜び」の熱狂の後で一転して「愛の眠りの庭」での静寂は特に印象的。
今の世の中、どんどん紙の雑誌は休刊している。
その中でクラウドファンディングで復活させてもらえる雑誌なんて、一握りあるかどうか。たとえアンチでも関心を持ってもらえるだけでも幸せだと思う。
再スタートできるだけでも奇跡みたいなもの。
愛情ある読者に恵まれたレコ芸の今後に幸あれ。
「レコード芸術」への思い~元編集者の立場から
音楽之友社を辞めて24年間、フリーランスとして生きてきた。
クラシック音楽業界を足場としながらも、いろいろな出版社や新聞社、そして放送局とも仕事できるようになったのは幸いだった。美術や演劇や舞踊など、隣接するいろんな分野ともかかわりを持てるようになった。
音楽之友社に在職したのは13年間。私にとっては懐かしい、卒業した学校のような場所といえるかもしれない。
6年くらい前からは再びご縁があり、アドバ
ルネ・マルタンが語った、ラ・フォル・ジュルネ2025年のテーマ予定は「音楽の首都」(les capitales musicales)
今年のラ・フォル・ジュルネ(LFJ)TOKYOは、個人的にはスロースターターな感じでゆるりと参加した。爽やかな好天に恵まれたこともあって、居心地のよいものだった。
会場整理係のメガホンの大声もなく、混雑しすぎのストレスもあまりなく、CDショップはコンサートの余韻をぶち壊すようなBGMを流すことがなく、楽器店などの出展ブースもスピーカーから音声が出る時間を節度良く決めていたおかげで、全体的に騒がし
札幌のクリークホールでアドヴァイザーを務めさせていただいていますが、公式サイトで「静寂の向こう側」というコラムを連載することになりました。
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