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学際研究

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#研究

記号論・言語学と意識・クオリア研究の関係性について(諸事情により期間限定有料記事)

記号論・言語学と意識・クオリア研究の関係性について(諸事情により期間限定有料記事)

(本文は3500字くらいです。参考文献が結構多いので。。。コメントあればよろしくお願いします。)

■意識研究の変遷 ー 意識研究の第一世代(科学的探求の開始)と第二世代(意識の神経相関NCCの探求)

私たちが主観的に経験する意識は、哲学においては、古くから思索の対象であった。そこでは、自分や他人の意識の本質や、その構造を考えるために「言葉」を道具として主に用いてきた。言語は思考の抽象度を高め、

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最新の脳科学と意識の理論から予測する、人工知能(AI)の意識の可能性について

最新の脳科学と意識の理論から予測する、人工知能(AI)の意識の可能性について

ちょっと事情があって以下の記事を有料で(おそらく期間限定)で公開します。フィードバック、コメントいただけると幸いです(5月1日までに。)

1.AIは意識を持つか?

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意識の授業についてのアンケートの結果 日本語と英語のツイートで。(For English version, see at the end of this essay)

意識の授業についてのアンケートの結果 日本語と英語のツイートで。(For English version, see at the end of this essay)

2022 Oct 7 に、北大CHAINの吉田さんと、大学生・大学院生向けに行っている意識の授業についてZoom/Youtube上で話しました。

そこで出てきたマーケティング的なアイデアで、実際、授業を受ける側の人がどんなトピックを求めているかについて、アンケートをYoutubeの視聴者に聞きました。サンプル数が少なかったので、先週一週間かけて、Twitter上で日本語・英語で同じ質問をしました

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久々のNote! 今度心理学ワールド99号に載る予定の原稿。タイトル「意識・クオリアを科学するには?」

久々のNote! 今度心理学ワールド99号に載る予定の原稿。タイトル「意識・クオリアを科学するには?」

ノートに書くの久しぶり! グラント書きに追われ(3月、5月、7月と、でかいのが続いている。。。)、なかなか時間が取れず。

表紙はサーターアンダギー。今日の昼から沖縄へ行きます!2年ぶりの日本一時帰国。2019年の11月に北海道(CHAIN opening)と奈良(Quantum Cognition)に行ったのが最後かな。

以下は、2022年10月発行予定の心理学ワールドの「こころの測り方」とい

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新しすぎるアイデアを発表するタイミングはいつが良いのか? その1(寸止め)

新しすぎるアイデアを発表するタイミングはいつが良いのか? その1(寸止め)

Originals by Adam Grant は、色んな角度で研究に参考になることが書いてある。

今日、Part 4の「イノベーターかフォロワーか ー ビジネスの優位性」 のセクションで自分がとったノートを見直していて、色々思うことがあったのでまとめてみる。

自分自身がこれから応募する研究グラントについての考えをまとめるというのが第一義。これから研究のグラントをたくさん書こうと思っている若手

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