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【育児】保育園に個室を持つ息子 #9

こんにちは、もももと申します。

こちらの記事では、周りのお友達と少し違った歩幅で成長をしている息子の、保育園での様子について書かせて頂いています(*^^*)


少し長めのシリーズになってしまいましたが、1話は現在3歳の息子のご紹介、2話~6話は療育センターでのお話、7話~現在は保育園での生活についてのお話になります。


▼今までの経緯についてはこちらのマガジンをご覧ください☆


今回も、療育を受ける前のお話になります(  ˙꒳​˙  )


1歳5ヶ月頃から通い始めた認可外保育園ですが、息子の噛みつき未遂が多発することをきっかけに、園長先生から発達の遅れを指摘され、療育センターへの相談を勧められてしまいました(;'∀')


ただ、親としては息子がまだ1歳であることから、もう少しゆっくりと成長を見守っていきたいという想いがあり、当時は療育の必要性を感じていませんでした。


療育を受けて息子の行動を安易に矯正することで、息子が本来持っている興味や個性を潰したくないという想いが強かったのも本音です。


そういった経緯から、療育センターではなく自治体の子育て支援課に息子の保育園での様子や、1歳児検診の様子、園長先生に療育を勧められていることなどを電話で相談することにしました。


▼子育て支援課の保健師さんからは以下のようなご返答を頂きました。

お子さんの様子を聞く限りまだ1歳8ヶ月だし、発達の個人差も大きい時期のため、今すぐ療育が絶対に必要という話ではないかなと思います。

2歳頃に自治体で言葉の発達について、経過確認をする予定になっていますから、そこまで様子を見てから考えても良いのではないでしょうか。

ただ、お母さんがどうしても発達に不安があるというお話であれば、療育センターで発達相談を受けてみてもいいかもしれません。


私自身は、もう少し息子の成長を見守っても良いのではないかと思っていたため、この相談内容を後日園長先生に報告しました。


子育て支援課では、そこまで問題視する必要はないのではないかと言われたこと、親としても出来ればもう少し見守りながら療育を検討したいと思っていること、これらを園長先生に伝えました。


しかし、残念ながらこの報告に園長先生はあまり納得がいかなかったようで、「息子さんの園での様子を直接お話したいので、面談の時間を頂けませんか」と言われてしまいました( ;∀;)


園長先生としては、療育を受ける方向で話を進めたかったようです(^^;)


▼後日面談で園長先生とお話した内容

・息子の噛みつき防止のために、保育士さんが
 常に1人付いて息子の様子を見ていること。

・公園にお散歩へ出かけた際に、息子だけが
 自由に歩き回り、一人にはできないため
 保育士さんを別途つけなければいけないこと。

・食事を自分では食べようとしないため、
 保育士さんがかかりきりになってしまうこと。

・お遊戯会の練習の際に、息子が決まった場所で
 じっと出来ず、練習に参加できないこと。

・お絵描きや絵本なども興味が薄く、
 みんなと一緒に参加できないことが多いこと。


ひと通り園での様子について報告を頂き、園生活で息子の学びこぼしが出ないかが心配なことと、認可外保育園のため加配対応が出来ず、このままでは保育園で預かることが出来なくなる可能性があるとのお話を頂きました。


・・・ここで少し、いいですか:( ;´꒳`;):


お話を受けての率直な私の感想を書きますよ?


全国の保育士の皆様、お気を悪くされたら本当に申し訳ございません( ;∀;)





それって「息子の発達が心配」だから
療育が必要なわけではないですよね?(;'∀')





これが園長先生のお話を聞いて、頭の中に一番に浮かんだ感想でした。


いや、もちろん息子の発達を心配してくれている気持ちも間違いなくあるとは思うのですが(^^;)


自己中心的な親と思われるかもしれませんが、言葉も分からない赤ちゃんに毛が生えたくらいの1歳児が、なんとなく目の前にある腕を噛んでしまうことくらい、正直普通にあると思うのです。


そもそも、理性や理解力が乏しいから「幼児」なわけですし・・・(^^;)


公園で自由に動き回ることの何が悪いのかも正直理解が出来ませんでした。色々なことに興味があって、見たい、知りたいと思うことは、好奇心が旺盛でむしろ良いことのように感じます。


お遊戯会の練習だって、お絵描きだって、興味が無い子がいても別におかしくないと思うのです。ロボットじゃあるまいし、1歳児全員がみんな揃ってお絵描きが好きとか、逆に怖くないですか。


そもそも「学びこぼし」って、本人が興味のないことに無理やり向かわせても、そこから得られる「学び」とは一体どれ程のものなのでしょうか。


確かに、集団の枠から外れてしまうことで、保育士さんの手間が余計にかかり、統率が取りにくいというお話であれば、これは理解ができます。


でもそれは、あくまでも組織であったり大人側の事情であり、「子ども自身の発達」それ自体に問題があるというわけではないですよね?


もちろん、保育園にお世話になっている身ですから、うちの息子を自由にさせろ!!息子ファーストの対応をしろ!!みたいなモンスター発言をするつもりは微塵もありません(^^;)


ただ、当時私が園長先生に対して思ったことは、


集団の枠に入れないという理由だけで「今息子が見ているもの」、「今息子が感じているもの」それ自体を安易に否定しないでほしい。

息子の成長の仕方が他のお友達と違うというだけで、息子自身の個性を「発達障碍」のひと言で簡単に片づけないでほしい。


ということでした(^^;)


現状の発達段階の息子を保育するためには、安全確保の観点などから、どうしても保育士さんの増員が必要になる。

園では加配対応や増員が出来ないため、息子との上手な接し方を模索必要するがあり、療育センターのアドバイスが必要だと思う。

もしくは、加配対応が出来る認可園への転園を検討してほしい。


恐らく、このように保育園での息子の行動に困っていることや、園で対応できることには限界があること、こういった客観的事実だけを説明されていれば、療育に対してそんなに反発心を抱くことはなかったのかなと思います(^^;)


「息子さんの発達が心配だから療育が必要」

「保育をするのが難しいから療育が必要」


この2つでは意味合いが全く異なると思います。


「発達が心配だから療育を受けた方がいい」


これに対する親としての返答であれば、今のところ息子の個性の範囲内だと思うので療育は必要ないと思うし、様子を見たい。


「保育を行う上で療育センターの助言が必要だから療育を受けてほしい」


これに対する親としての返答であれば、保育をお願いしているのはこちらなので、息子を保育して頂くための出来る限りの努力は必要だと思う。


どちらでも結局は同じ「療育を受ける」に繋がるのですが、私の中でこの2つのプロセスは全くの別ものでした。


だって、私自身は今現在も、息子の発達が他のお友達とは違うこと、これ自体を悪いことだとは一切思っていません。


むしろ、人と物事を見る視点が違うということは、将来息子にとって絶対に大きな強みになると思っています。


息子の発達は、私にとっては間違いなく「障碍」ではなく「個性」だと言い切れるもので、誰かに否定されるようなものではないと考えています。


ただ息子を育てながら仕事をするためには、どうしても保育園にお世話になる必要があるし、そのためにはある程度集団の中で過ごしていく必要があることも、もちろん理解しています。


だから、「保育園の中で生活をするために息子との上手な付き合い方を知る必要がある」は理解できるし、そのために療育が必要なのであれば素直に受けようと思えたと思うのです。


ただ、園長先生の言う「息子の発達が心配だから療育を受けてほしい」は、それとは違っていて、「息子自身が問題で、それを正しい方向へ治していくために」療育を受けてほしいということ。


息子の発達のために療育を受けてほしい。


このような意味合いで療育を勧められたことが、息子自身の全てを否定されたような気がして、当時はすごくショックを受けたし、なんだか無性に腹が立ってしまったのです(^^;)


この療育に対する考え方のプロセスの違いは、後々になって冷静に考えて気づいたことです。


当時は「今の息子を全否定された」という気持ちでいっぱいになってしまい、園長先生にもだいぶ憮然とした対応を取ってしまったと思います(^^;)


ただ、「このままでは保育園で預かることが出来なくなる」と言われてしまえば、理由がどうであれ、もはや療育を受けざるを得ません。


年度初めですら選考に落ちたのに、年度の途中で息子を受け入れてくれる認可保育園なんてあるはずもないですしね・・・( ;∀;)


結局、息子の発達は絶対におかしくないという想いを抱えつつも、療育センターのケースワーカーさんと電話相談をすることになりました。


その際も、「息子の発達は絶対におかしくないはずなのに・・・」こう思えば思うほど、正直悔しくて、相談中も涙が止まりませんでした。


会社のビルの給湯室で泣きながら電話したのは、今でもほろ苦い思い出です( ;∀;)


その後については『【育児】保育園に個室を持つ息子 # 3』でも書かせて頂いた通り、療育への拒否感満載で息子の発達検査と面談を受けることになります(^^;)


▼療育センターでのやり取りについては、こちらをご覧ください☆


長くなりましたので今日はここまでにして、次回は発達検査を受ける少し前に保育園で実施された、「保護者懇談会」と「クリスマス会」での様子について書きたいと思います。



*このシリーズでは、なるべく当時の私のそのままの心境や行動を書き残していくつもりです。


初めての育児で分からないことが多い中、我が子の発達の遅れに不安を抱える一人の親として、何を思い、どういった心境で、どんな行動を取ったのかを知って頂きたい意図です。


否定的な描写が多く、必ずしも正解といえる行動ではない場合もあるため、記事を読んで不快な気持ちになられた方は大変申し訳ございません。


ただ、まさに今同じようにお子さんの発達に不安を抱えている親御さん、保護者とのやり取りに困っている保育士さん、そういった方の何かしら少しでも参考になれば幸いです。



つたなくお見苦しい文章かもしれませんが、最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)

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