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#恋愛の詩

【詩】花束を野に放て

【詩】花束を野に放て

忘れたいけど忘れたくない

コップの水みたいに
毎日ゆれる私の気持ち

他人の目線ばかり
あなたの目線ばかり
気にしているのかもしれないね

カードの表と裏みたいに
毎日変わる私の気持ち
自分の気持ちが
裏目に出たらどうしよう

そんなことばかり気にして
生きてきたのかもしれないね

白黒はっきりさせなくちゃ
0か100かで考えなくちゃ
こうあるべきを大事にしなくちゃ
そんな風に生きてきたのに

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【詩】風船の気持ち

【詩】風船の気持ち

私は同じ人間同士で
あなたと向き合えていたのかな
あなたが、私をどう思うかじゃなく
私は私の人生をどう生きたいか
考えれていたのかな

ずっと他人の目ばかり気にして
自分を抑え込んで
パンパンに膨らんだ風船みたいに
負の感情を溜め込んで

君がギター弾く為に整えた爪で
軽くつつかれただけで
パンッって割れて
中身を溢れさせて
いたんじゃないかな

ずっと感情押し殺して
我慢して
嫌なこ

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【詩】To respect

【詩】To respect

どんなに手紙書いても
君には分かって貰えない

なんで君ばっかり
好きなことやって
なんで君ばっかり
家族にめぐまれて

なんで君ばっかり
人気あって
信頼されて
なんで私ばっかり
大変なの?

私は人一倍
頑張ってるのに
なんで批判ばかり
されるの?
人から敬遠されるの?

どうせ私なんか
君に比べたらね

そうやって嫉妬し続けて
自分を卑下して
目の前の幸せを
無視してきた

そのままの自分じ

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【詩】春にして君を離れ

【詩】春にして君を離れ

仕事帰りのバス
セーラー服脱いだばかりの
女の子たち
せつない気持ち 友に語る

思い出す
君との関係
もう大人な筈なのに
君の才能と境遇に嫉妬する
幼い私

重すぎる期待背負わせず
自分の足で立ち
共に歩きたかったのに

どうにもならない現実と
せつなさにつける薬もない

それでもまだ生きていけるなら
人を信じて傷つくことを
恐れない勇気を
松明に灯して生きていきたい

バスを降りて
先を歩く

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【詩】止まったままの物語

【詩】止まったままの物語

止まってしまった君との時間

なんでいつも私は素直に
君とチルできなかったのか
カオスに呑まれて
君を巻き込んだのか

あんな交わりしか
できなかったのか
悲しい被害妄想や
勝手な期待に囚われたのか

そんな思いが、脳裏を巡って
物語すら書けやしない
別れも充分に受け入れられず
どっちつかずで優柔不断だ

君への後悔で悩むくらいなら
お気に入りのガラスペンで
物語を書きたいのに
絵筆をキャンパスに

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