ウスターソースにむせる君が好きだよ ハンバーグのソースを作る時 ケチャップと合わせて火を入れる むせるね 蒸気でね でも僕は知っている そんなにむせてない事を ウスタ…
ねぇ 唇閉じてさ 見つめあってみようよ きっと両想いなんだけれど お互いの気持ちを確かめあってない 不安定でチクチク心地良い そんな君からの言葉 瞳は驚くほど潤んでい…
道端ですれ違ったのは 仕事終わりの初老の木こり ただよう 油と木材と汗の匂い 懐かしい 重たい匂い しばらく暮らした あの山の家 夕方になり日が落ちると 残り火が 山々…
つらくなったら 君が一番救われた時を 思い出すんだ そして大事なのは そこにいる君自身に会いに行くことだよ だって 君が必要としているのは 救われた君自身なんだから
冬の間 あんなに嫌だった静電気は 一体どこに消えちゃったんだろうね そんなの簡単だよ 冬の間 君の中に溜め込んだの全部 あの入道雲が持って行っちゃったんだよ
今、私が触れた場所は もう二度と同じようには触れられないのよ あなたは笑うけど 私は、これこそが 生きる事だと 本気で思っているのよ
飴色に艶めく山寺の廊下を 後ろの私を気にして歩く 君のその 白い踵 全てのものが 濃く 強く むせかえるこの季節に 昼下がりに どこからか匂い立つ くちなしの花のように …
よしよし おぉ よしよし 今は 私のなかで お休み あなたが目をさますまで 私はここにいます 起きたら あなたが温まる そんなご飯を食べましょう あなたが遊び疲れて お腹…
百野虎子
2024年5月30日 14:45
ウスターソースにむせる君が好きだよハンバーグのソースを作る時ケチャップと合わせて火を入れるむせるね 蒸気でねでも僕は知っているそんなにむせてない事をウスターソースにむせてる自分が好きなんだねそんな君が好きなんだよそんなにチラチラ僕を見なくてもいつだって見ているよちゃんと見ているよ
2024年5月29日 12:43
ねぇ 唇閉じてさ見つめあってみようよきっと両想いなんだけれどお互いの気持ちを確かめあってない不安定でチクチク心地良いそんな君からの言葉瞳は驚くほど潤んでいる睫毛とこめかみの清らかな青筋口角は悪戯に恐ろしい匂い立つのは幼い息と甘い体臭の混ざった匂い「私の脳内で繰り広げられる妄想の数々を言葉で綴っております。半分夢のような断片的、突発的な脳内妄想スケッチです。」
2024年5月15日 16:51
今日もまた昇る太陽合掌す白髪の老人光差し込む
2024年5月11日 21:51
水張りて田植えを待つよ夏帽子
2024年5月4日 12:40
今日良いと思った次の日嫌になるそれでもいいさ信じて行くさ
2024年4月18日 20:15
人の世の決まり事とはあぶなかし感じる事こそ導なりけり
2024年4月17日 18:24
大人にはなりたくないと言う君の赤くて痛い荒れた横顔
2024年4月15日 20:01
春昼の霞む山並み浮かぶ富士枝を差すはさくらんぼの花
2024年4月12日 21:59
病み上がりよどんだ私動き出す友人からのはよ遊び行こ
2024年4月11日 11:24
熱い喉込み上げる痰しみじみと懐かしくなる今日この頃かな
2023年8月8日 18:33
道端ですれ違ったのは仕事終わりの初老の木こりただよう 油と木材と汗の匂い懐かしい 重たい匂いしばらく暮らした あの山の家夕方になり日が落ちると残り火が 山々を這うように空を染め上げる あの山の家あなたは今も 煙草を吸いながら あの夕暮れを眺めているのだろうか全てを許したい気持ちと全てを否定したい気持ちと行ったり来たりしながら
2023年8月6日 10:12
つらくなったら 君が一番救われた時を思い出すんだそして大事なのは そこにいる君自身に会いに行くことだよだって 君が必要としているのは救われた君自身なんだから
2023年8月4日 21:29
冬の間 あんなに嫌だった静電気は一体どこに消えちゃったんだろうねそんなの簡単だよ 冬の間 君の中に溜め込んだの全部あの入道雲が持って行っちゃったんだよ
2023年7月29日 12:50
今、私が触れた場所はもう二度と同じようには触れられないのよあなたは笑うけど 私は、これこそが 生きる事だと 本気で思っているのよ
2023年7月28日 09:16
飴色に艶めく山寺の廊下を後ろの私を気にして歩く君のその 白い踵全てのものが 濃く 強くむせかえるこの季節に昼下がりに どこからか匂い立つくちなしの花のように 白く 差し込んでくる遠くなる 蝉時雨風は 止んでいる
2023年7月13日 07:37
よしよし おぉ よしよし 今は 私のなかで お休みあなたが目をさますまで私はここにいます起きたら あなたが温まるそんなご飯を食べましょうあなたが遊び疲れてお腹と背中がくっつくくらいそんな時に食べたあのご飯を食べましょうよしよし おぉ よしよし何の心配もいらないのですただ 思い出して疲れてはてて 寝てしまったあの時に 薄目を開けて見た台所に立つ私の姿をお腹が冷えな