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エナジータンクマガジン☺️💓

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こちらでは、私のことや私のnote・写真をご自身のnoteでお使いになってくださった方々、紹介してくださった方々のnoteを集めさせていただいています😊ご紹介頂き、またお使いくだ… もっと読む
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#エッセイ

Perfect Night

私、知ってる。 あんたの言う「ドライブに行こう」は、「朝まであなたを貸してください」ってこと。 私がそのことを知っていることを、あんたは知っている。 だから私が「ドライブに連れて行ってよ」と言うと、 「だめ」とも「いい」とも言わないではぐらかされる。 その誘いが何を意味するかをわかっているから。 * 私は、自分が運転しない深夜のドライブが好きだ。 長い沈黙、その少し重たい雰囲気を掻き消すような空気を読まない音楽、 流れ通り過ぎていく景色、 まるでこの世界には、私とあ

白木蓮の思い出/この街で生きていく

「あ、白木蓮が咲いているねえ」 買い物の帰りに白木蓮の木を見つけて、夫に話しかけた。 -- ふと数年前の記憶が蘇る。 社会人になってすぐに住んだ街での記憶だ。 私がかつて住んでいたマンションの近くには、大きな白木蓮の木があった。 歩道橋を登ると、白木蓮の木に手が届きそうなほどの高さからその花を眺めることができて、天気が良い青空の日は青空と真っ白な白木蓮の花のコントラストがとても美しかった。白木蓮の花が開いていくことは、この季節の楽しみのひとつだったのだ。 -- その街で

2023年 12月劇場で見た作品 これから みたい作品

見た映画 映画 ・ウォンカとチョコレート工場のはじまり ・ウイッシュ ・屋根裏のラジャー 劇場 なし これからみたい作品 見る作品 映画 ・ふたりのマエストロ ・SPY×FAMILY CODE: White 劇場 ・音楽劇ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人~ ・舞台『中村仲蔵』 ・『カム フロム アウェイ』 ♪♬♪♬♩♫ ♪♬♩♫ ♪♬ ♪♬♩♫ ♪♬♩♫ ♬♩ 今日の運勢は?RUNEメッセージをもらってみよう! ↓3つのアイコンのどれかをクリックし

「振り返る」#シロクマ文芸部 エッセイ。振り返ると、知らない人が…。

振り返ると、知らない人がわたしを呼んでいた。 「〇〇さんでしょ。〇〇さん。」 私の後ろ姿に声をかけられてるとは 思ったんだけど、 まるで、記憶にない。 相手も、どうやら間違ったようだ。 そんなときに、どんな顔をすれば良いのだろう。 後ろ姿が似てる人が けっこういるらしく、 「声をかけようと思ったんだけど、 ここで会うはずはないよね。 って思って声をかけなかったんだけど。 〇〇には、行ってないよね。」 って言われたことがある。 親にも「すごく似てた後ろ姿の人がい

細胞が司る健やかさ

「今回は健康に関するラストやった」 『あはは~終わりが見えてきたぜ』 「早いもんや。もうすぐ師走やからな」 『ジングルベル~ゴーン~初詣!』 「人生あっという間に完結か」 『オギャア~チーン……やれやれ』 「死なん人、おらんもんなぁ」 『いたら怖い。ゾンビかリッチか』 ♡♡♡ こんにちは! フジミドリです☆ 日曜午後3時の私物語、今回は健康に関する幽界見聞録の三巡目でございます。 お楽しみ頂けましたでしょうか。 ではいつものように、イラストの朔川揺さんと創作談話お

イマジナリーフレンドと新学期

 大学の長い長い夏休みも終わり、新学期が始まった。  夏休みの最終日、私は憂鬱中の憂鬱、最大級の憂鬱な気分だった。以下はイマジナリーフレンドのAとBとの会話である。 私「嫌だ……まだ夏休みがいい……」 A「1ヶ月前はもう夏休み飽きた! とか言ってたくせによく言うわ」 私「そのときはめちゃくちゃ暇だったから! 今は友達とたくさん遊んだし……もっと遊びたい〜!!」 B「確かに、こんなに遊ぶ予定を詰め込んだ夏休みは初めてでしたね」 私「たくさん友達増えたからね」 A「それは良いこ

金木犀の香りはいつかの未来のキミが思い出す今日だから

ふわりと包み込んでくれるような優しい香り・金木犀。 毎年、爽やかな秋晴れの日に、この金木犀の香りを嗅ぐと、母と歩いた懐かしい街の風景を思い出す。 小学校入学準備で、どこかに母と二人で行ったあの日。 「いちねんせ~いになったら いちねんせ~いになったら」 母と手を繋ぎながら、大きな声で歌っていた。 そのとき、ふわっと甘い香りがしてきて。 大きく息を吸う。 「幼稚園の匂い?この辺幼稚園あるの?」 と私が聞く。甘いその香りは、どこか幼稚園ののりの匂いにも似ているよう

「ありがとう」を求めていたのか問い続ける

6歳の娘たちには「ありがとうの言葉は大切だよ」と教えている。誰かにものや優しさをもらったら「ありがとう」。愛する人にも「そばにいてくれてありがとう」。感謝は口にしなくてはなかなか伝わらないから、言葉にしなきゃ。ありがとうは、魔法だよ。そう教えてきた。 でも、「ありがとう」について話すとき、いつも思い出す出来事がある。 * 娘たちを産む前、いくつかボランティアをしていた時期がある。 ある事業所では、利用者さんの話し相手になったり、ちょっとした添削をしたり、見守り要員のよ

現在の自分の心身状態について その2

一昨年の暮れ頃から、今でも”ゾロ目”を見る機会が増えていた事。 これは「人生の”大きな節目”」だと、改めて感じている毎日・・・ この記事の前から、「消化器系手術後の”後遺症悪化”」に関係する事を書いていこう思って、パソコンのキーボードを打っている・・・。 文字だけを書いているだけでは”気持ちが前向き”になっているのか? 他人からは、わかりづらいと思われるが、自分は”アウトドア派”の性格のため、早朝4時半に起き、親も含めた家族全員の心身状態を確認した上、自転車で、自分の

なんでもない日常

朝、散歩をしていたら、小さいシャボン玉が目の前を通り過ぎました。 ハッとして周囲を見回してみても、飛ばしている人の姿はありませんでした。しかし、ちらほら他のシャボン玉が見えます。 どこかのベランダで飛ばしたものが風に乗ってきたのかもしれません。 懐かしい気分になりました。 毎日のように歩いていると、こまめにコースを変えても見慣れた風景になってしまいます。 季節の移り変わりなど変化があるとはいえ、時々退屈さを感じます。 そこに普段とは違うものを見つけるのは、とても良い刺

恋愛小説を読むと思い出す、最低で最高な恋のお話。

24歳になってすぐの頃に彼と出会った。 同じ部署に異動してきた1つ上の先輩で、すっと背が高く、色白な肌と、ぱっちり二重の大きな目が印象的な。 かっこいい人だった。 新卒1年目だった私と、2年目の彼。 たった1年の差なはずなのに、とてつもない壁を感じたのを鮮明に覚えている。私の何倍も頭が冴えて、数字に強くて、立ち回りも上手だった。 私も彼のように仕事をしたい、できるようになりたいと思った。 すごく面倒見がよくて、沢山飲みに誘ってくれた。当然みんなの人気者で、ムードメーカー

誰かが言っていた

いつもは選ばない真ん中に入り、ドアを閉めた。 中に入れば、いつもと同じ。 トイレである。 よく行くトイレは3つの個室が並んでいる。 わたしは決まって端っこの個室に入る。入るというより吸い込まれているくらいである。 「わたしは真ん中を選ぶ」 今日、トイレの入り口のドアをひらいた瞬間にこの言葉を思い出した。 真ん中を選ぶひとの気持ちを感じるべく、勇気を出して真ん中の個室に入った。 同じである。 個室の中は当たり前に同じなのである。 ドアを開き外に出た。 わたしは

ヤバい人に出会ったら

ヤバい人に出会うと消耗する。 気力も体力も一気に減少する。 1人だけでもかなりげっそりするのに、立て続けに3人も出てくると生きた心地がしない。 私がちんちくりんで気弱そうだから? 類友の法則で私がヤバい奴だから? ぐるぐる考えてしまうけどこちらは別に人様の迷惑になることはしてないし、普通に生活を送っているだけなのに。 嫌すぎ。  どう振る舞ってもヤバい人は寄ってくる。 何かしらの制裁を加えたいが、ヤバい人も人間だ。暴力暴言はもってのほか。 人を変えることはできない。

頭の中がぐーるぐる。

___ どうやって、仕事探そうか。 誰か運んできてくれんかな? パーソナルコンサルタント! いいやん!これがしっくり来る! フィットしたら、現実変わるんかな? 武者震いするときって、なんか現実動き出すよな。 やっぱり自分で仕事したいわ。 というか、自分がしたいことを、会社としてやってるの見たことない。 今日、美容室でしこたま不思議な話したけど、大丈夫やったかな? たどり着いたワンセンテンスが、変化のきっかけにはなると思うんやけど... 彼女、元気かなー 会いた