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最近の記事

イマジナリーフレンドと大人になるのが怖い話

 私はもうすぐで20歳になる。それがなんだかとても怖い。 A(イマジナリーフレンド) 「あんだけお酒飲める!ってはしゃいでたのにな」 B(イマジナリーフレンド) 「社会に解き放たれたい!と騒いでいたのどこの誰でしたっけ」  と、3人で話していて気付いた。  私は自分が20歳まで生きていると思ったことがなかった。『20歳の自分』なんて存在しないと思っていた。  だから今実際に20歳になることが得体の知れない何かになるみたいで怖いのだ。  私は小学生くらいまでまぁ色々とあり

    • イマジナリーフレンドと最後のピアノ発表会に出た話

       私は幼稚園くらいからピアノを習っていた。  押したら音が出る楽器はとても面白くて、大好きだった。  あるときから母親に「ガチャガチャ弾き」と言われるようになった。  「〇〇はフォルテでしか弾けないもんね」「〇〇は乱暴にしか弾けないもんね」そして最後に「弟の△△の音は綺麗なのに」と弟を褒める。  いつしか小さい音しか出せなくなった。母親は「〇〇は小さい音でしか弾けないもんね。自信がないもんね」と言うようになった。  発表会にはたくさんでた。けれど褒められたことは一度もなかっ

      • イマジナリーフレンドの2人と2023年を振り返る話

        タイトルの通り、イマジナリーフレンドのAとBと2023年を振り返ってみました。 以下、会話形式で話が進みます。 私「まず1月2日に病んだところからスタート(何を考えても何をしても泣くことしかできなくなりました)」 A「あったな〜」 B「〇〇さん(私)、「三が日なのに」って泣いていましたよね」 私「三が日だし、共テ2週間きってるしみたいな」 A「の割には全員判断早かったよな」 私「「はいもう今日は勉強しなくてよし!!」って全員すぐなったもんね」 B「次の日にはメンタル戻ってよ

        • イマジナリーフレンドと新学期

           大学の長い長い夏休みも終わり、新学期が始まった。  夏休みの最終日、私は憂鬱中の憂鬱、最大級の憂鬱な気分だった。以下はイマジナリーフレンドのAとBとの会話である。 私「嫌だ……まだ夏休みがいい……」 A「1ヶ月前はもう夏休み飽きた! とか言ってたくせによく言うわ」 私「そのときはめちゃくちゃ暇だったから! 今は友達とたくさん遊んだし……もっと遊びたい〜!!」 B「確かに、こんなに遊ぶ予定を詰め込んだ夏休みは初めてでしたね」 私「たくさん友達増えたからね」 A「それは良いこ

        イマジナリーフレンドと大人になるのが怖い話

          イマジナリーフレンドと最強カレーを作る話

           最近色々あって、少し憂鬱な日々が続いていた。  イマジナリーフレンドのAとBも励ましてくれたり叱咤激励してくれたりしたが、うまく調子が戻らず、自分自身なんでこんなにテンションが落ちているのかわからなかった。  だが結局、自分はほどほどに忙しい日々が好きで、そうでないと社会に置いてけぼりにされているような気になってしまう、ということが判明。今は適当な用事を入れてうまく生きている。  そして今日、どんな用事という名の遊びをするか、私達は悩んでいた。 A「明日普通に遊ぶ予定あ

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          イマジナリーフレンドとmbti診断

           イマジナリーフレンドの2人は、私と真逆のタイプだ。  イマジナリーフレンドのAは、基本やる気はなく決められた以上の仕事はやらないタイプだが、やれと言われたらなんでもそつなくこなす。自分が主体、というよりはうまい具合に手助けをする。あんまり人には興味がないが、私の友達の顔と名前は一致している。とにかく広く浅くうまく、器用に生きられるタイプ。  対してもう1人のイマジナリーフレンドのBは、決められた仕事以上はしないものの決められた分はしっかりやるタイプ。計画を立てるのも、そ

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          イマジナリーフレンドと料理

           私は料理が下手だ。  どれくらい下手かというと、昔はクッキーの生地がまとめられなかったし、カップケーキを焼こうと思ったら30分追加加熱しても液体と固体の中間地点にしかならない物体を生成するくらい下手だ。  イマジナリーフレンドのAは、私よりかは下手じゃない。味の組み合わせを考えるのと、非常事態の対応がうまい。  同じくイマジナリーフレンドのBは1番料理がうまい。そして私の下手な料理を褒めるのもうまい。私が料理をあまり嫌いにならなかったのはBのおかげである。  話はとんで、

          イマジナリーフレンドと料理

          イマジナリーフレンドと今日のこと

           ちょっと今日色々合ったのでササっと短く書いていく。もちろん、イマジナリーフレンドのAとBとのことである。  簡単に何があったか書くと、少し激し目の運動をすることになり(私が自分でやりたいって勝手に言い出した)、運動後家に帰ってストレッチをしていたら疲労骨折ぽいものを発見。AとBの大爆笑。私ブチギレ。みたいな感じである。  最初はなんか親指の付け根が痛いなぁ、というくらいだった。少し赤くなっているものの、動かさなければ痛くない。押しても痛くないので靴擦れみたいなものだと思

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          イマジナリーフレンドと映画に行く話

           「暇だ」「暇だな」「暇ですね」  ここ数日間、とくに予定もなく全員暇していた。外は暑く、友達もなんだかんだ忙しいのだ。  するとイマジナリーフレンドのAが言った。  「そうだ!!映画行こう!!お前みたいって言ってたやつあるだろ!」  久々に怒っているとき以外の大きな声を聞いて少し驚きながらも「あるよ」と答えた。 B「今日、はもう遅いですよね」 私「行くなら明日だね」 A「明日も明後日もどうせ暇だろ?そのまま服とか見ようぜ」 私「めんど〜!!」 B「いいじゃないですか。初め

          イマジナリーフレンドと映画に行く話

          イマジナリーフレンドと出かける話

           私は、人よりも色々気になってしまう性格である。そして、それは無機物ではなく人間に発揮される。  一緒に遊ぼう!となったとき、前日まで場所や時間が決まらないと(この人は私と遊ぶ気がないってことなんだ)と思ってしまったり、実際遊んでいるときに「今お金ないからさ〜」「じゃあそれ私食べないから3人で割り勘しなよ」など財布に厳しい人を見ると(この人は私と遊ぶ時間にお金かけたくないって思っているんだ)と思ってしまったり。  みみっちいとは分かっているが、小・中学校の様々なトラウマが考

          イマジナリーフレンドと出かける話

          私とイマジナリーフレンドの話

           私には小学校3年生のときからイマジナリーフレンドが2人いる。大学生の今になっても、まだ2人は私のそばにいる。  小学3年生のとき、私の心はいっぱいいっぱいだった。クラスの女子に目をつけられ、友達はいなかった。親は弟へ過保護になり、私に暴言を吐くようになった。  生きていくのがつらくて、「死んだら全部無くなるから大丈夫」「死んだらここから逃げ出せる」と毎日唱えていた。  そんな日々を過ごしていたとき、1人目のイマジナリーフレンドができた。仮にAとしておく。  Aは、めち

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