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イマジナリーフレンドとmbti診断

 イマジナリーフレンドの2人は、私と真逆のタイプだ。

 イマジナリーフレンドのAは、基本やる気はなく決められた以上の仕事はやらないタイプだが、やれと言われたらなんでもそつなくこなす。自分が主体、というよりはうまい具合に手助けをする。あんまり人には興味がないが、私の友達の顔と名前は一致している。とにかく広く浅くうまく、器用に生きられるタイプ。

 対してもう1人のイマジナリーフレンドのBは、決められた仕事以上はしないものの決められた分はしっかりやるタイプ。計画を立てるのも、その通りに動くのもうまい。私とAは、8割できてればセーフでしょ〜派、Bは10割できて当然でしょう派。だが、私とAは規定以上の分も6,7割やるのに対して、Bはやる必要ないですよね?という感じだ。私の友達の名前も顔も何も覚えてはいない。「なぜ関わることのない人の事まで覚えなくてはいけないのですか?」とのこと。

 そして実際mbti診断をやってみたところ、私がENFP(広報活動家)、AがISTP(巨匠)、BがISTJ(管理者)だった。

 A「うわ〇〇(私)がENFPなの解釈一致」
B「ESFPだと思ってましたが、説明読むと完全にENFPですね」
A「よかったな。生粋のENFP」
私「それは褒めてるの? ていうかAがISTPなのが意外だったんだけど。なんか、ENTP(討論者)とかINTJ(建築家)とかそっち系かと思ってた」
A「あ〜、なるほどな」
B「2文字目のSは実在するデータを使って思案するタイプ、Nは仮定のシナリオを作るタイプだそうですよ」
私「じゃあISTPだわ。納得。んでBのISTJは、」
私・A「マジで解釈一致」
B「私も少し思いました」
私「説明読むまえの絵の時点でこれだ!って思った」
A「もう説明読む必要なかったもんな」

 やんややんやと盛り上がり、次に相性を見てみることにした。
 先に言っておくと、私たち3人の間に恋愛感情は一切ない。本当にどこにもない。三角関係を作ろうとしても全ての矢印が「友達」になる。

私「まず私とAは、相性最高だって!」
A「逆に最悪だったら、よくここまでやってこれたとは思うけどな」
私「それはそう。すごい、全ての組み合わせの中で1番最高な相性だって」
A「へー」
私「あ、もうどうでもよくなってる。次私とBはね、あ、えー、最悪です」
B「そうでしょうね」
A「2人の説明から真反対感はあったもんな」
私「うちは逆に上手くハマってるから問題ない。はい次AとBね」
A「切り替えはや」
私「AとBは普通で、まとめると似てるけど中身が結構違うから対抗心を抱いたりすることもある関係だって。あるの?対抗心」
A「ないな」
B「ないですね」
私「だよね」

 mbti診断で分かったのは、案外AとBが診断を文句を言わずに見るタイプということだった(もっと診断基準がどーたら、とか言うと思ってた)

私「占いとかも信じるの?」
A「まぁ否定はしないけど信じもしないって感じかな」
B「良くも悪くもへぇ程度ですね」
私「今度3人で受けに行こうよ占い」
A「嫌すぎ」
B「……(見るからに嫌そうな顔)」

 訂正する。2人は占いや診断を信じないこともないが、そもそも好きか嫌いかでいうと嫌いであった。

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