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日本の記録

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2023年11月の記事一覧

フィルムからデジタルへ、人間から機械へ

フィルムからデジタルへ、人間から機械へ

パートナーがフォトアシスタントの仕事を始めた駆け出し時代、デジタルカメラはまだ存在していなかった。写真は当たり前のようにフィルムで撮られていた。

ライティングや露光を自分たちの目で見て操作し、フィルムへ映る写真をイメージした。そしてフィルムカメラで撮る前にポラロイドで撮影して確認する。とはいえフィルムに写る絵とポラロイドの絵は同じではない。ポラロイド写真を確認し、フィルムでの出来上がりを想像し光

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どれくらい話せるとペラペラと呼べるのか

どれくらい話せるとペラペラと呼べるのか

「フランス語ペラペラですね!」と言われることがよくある。その度になんと答えるのが正しいのだろうか、と迷う。

はたして私のフランス語力は”ペラペラ”なのだろうか。そもそも、どれくらい話せると”ペラペラ”の称号に値すると言えるのか。これは難しい問題だ。

フランスに住んでいたときは日常の99%がフランス語での会話だった。
仕事でも家でも友人ともほとんどがフランス語だ。フランス語で働き、フランス語で結

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日常の気になる言葉

日常の気になる言葉

「〜でいい」といわれると、”で”の部分が気になってしまう。

近所の美味しいお蕎麦屋さんでときどきアルバイトをしているのだが、ランチの注文を受けるときに気になることがある。お客さんの中に「Bランチ”で”いいわ」と注文する人がいるのだ。毎回、何人かはいる。

「かしこまりました〜!」と元気に注文を受けるのだが、しかし頭の中には疑問が浮かぶ。「本当はAランチ”が”いいけれど100円安いBランチ"で"い

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お酒をつけて柿を干す、保存食をつくる生活

お酒をつけて柿を干す、保存食をつくる生活

今日は1日、渋柿のお世話をしていました。

去年、渋柿を大量にいただいて、おっかなびっくり干し柿と渋柿酒をつくってみたら、驚くほどの美味しさ!
そのまま食べても、そのまま飲んでも美味しい上に、お料理に使っても風味が良くて一石二鳥。
これに味を占めて、今年も絶対に干し柿と渋柿酒をつくろうと決めていました。柿の季節が始まる前から渋柿をいただけないかと声をかけて周っていました。

すると近所の行きつけの

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