七葉

日々想うことつらつら。写真家..複業フリーランス🌱 昨日よりもまた一歩、優しくなれま…

七葉

日々想うことつらつら。写真家..複業フリーランス🌱 昨日よりもまた一歩、優しくなれますように✍️

最近の記事

「ありがとうね。」おわりとはじまりの混ざる時間

今年は暖かい冬かもしれない。でも朝家を出ると、ちゃんと冷えたお正月の匂い。この匂いがとても好き。  年明け お参りにいくために家から神社に向かう坂を下っていくと、2人の老夫婦と、1人の青年が手を振り合っているところを見かけた。 見送る夫婦が、別れを惜しんでいるのが見てとれた。 「ありがとうね。」 そう言って青年の背中をさする。 青年はなんども後ろを振り返って、見えなくなるまでお互い手を振り合ってた。 お正月らしい風景と出逢って心が澄んだ。 たくさん寝て過ごした年末年始

    • 魂のカケラにリボンを -ものづくり 祈り 頭んなか。-

      最近絵を描いてると、 描きたいと思っていたはずのイメージと、 実際に描けるものや、つくられる色 偶然にできる模様や五感の心地よさから生まれた、現実の私が本当は描きたかったらしい絵をみて、 そこにある差異を目の当たりにする。 頭の中のイメージや思考の混ざった絵は、 現実に打ち砕かれる。 絵の具の匂い、筆の感触、風の心地、虫の声。 無意識と体に任せた絵は、とても正直に思える。 こうやって絵を描けるようになったのも最近で、 また絵を描きはじめて、社会の中で自分が何とたた

      • Mr.レイニー

        雨の日はいい。 ゆっくりしてていいよって、自分じゃ上手くできない許可をくれる。 私に寄り添ってくれる。 出かけなくてもいいよ、なんにもしなくていいよって。 最近の最高の気分転換は、カフェでぼーっとすること。 窓に向かう席に座って外を眺めながら、通りを行き交う人に目をやる。 そこで雨が降り始めると、窓につく水滴が増えていくのを見つめる。だんだん水滴が重なって、そのうちに流れ出す。 その光景はなんだか、星が振り付けてきてるみたいで、好きな音楽を流し聞きしながらうっとり、な

        • 余計な事はしすぎるほどいいよ

          "モノに執着することをとやかく言ってくる人って、その人はその人で生き方とかに執着してると思うんだよね。 自分はモノに執着する人間なんだけど。" だいぶ前、仕事終わりの飲みの席で仲間の1人が言った。 モノに執着する人 お金に執着する人 人に執着する人 生き方に執着する人 人はどこかしらに偏りがあるものだねとつくづく思う。 それが人間だよねって思いながら、何かを頑なに掴みすぎるのが結局は息苦しくさせるよねって話した。 「昔の友達が愚痴ばっかりで、話合わなくなっちゃったんだ

        「ありがとうね。」おわりとはじまりの混ざる時間

          本の前奏をきいて

          音楽の前奏が素敵だと、心地がいい。 それは一瞬で、その音楽の中に私を引き込んでくれる。 最近本を読もうとした時、それと似たものを感じた。その本は、読み始めがとても心地よく美しくて、一瞬にして世界を魅せられた。 本にも、前奏やメロディみたいなものがあるのねって思いながら一旦本を閉じた。心地の良いところで大切に読み進めてる。 昔、小説や映画が昔あまり得意ではなかった。世界に入り込みすぎて、戻ってこれなくなっていたから。途中で止めることもできなくて、長時間縛られてしまう感覚に疲

          本の前奏をきいて

          カップヌードルと贅沢と、心あったまるネコ

          手間をかけることも、手を抜くことも どちらも贅沢だなと、ご褒美だなと、喜びを感じられるようになった。 料理が好き。 旬のものとかを八百屋で見つけて、好きなだけ食べるのって最高に至福だし、 好きなものを好きに調理して、栄養もたくさんとってるー。という瞬間はとっても満たされる。 でも疲れて帰ってきて、適当な残り物と、日清さんのカップヌードル(主にベーシックなしょうゆ)を食べれる時、 こんなに短時間で安くておいしいなんて!と毎回開発者に畏敬の念を感じながら、たまにの贅沢が体にし

          カップヌードルと贅沢と、心あったまるネコ

          夢みたいだ

          ハンモックに揺られる子どもが声をあげた。 「わー、夢見たーい。」 急遽怪我をしたらしい知人の仕事の手伝いでハンモック売りをした。何人の子供たちをハンモックにのせただろう。どの子も良い笑顔をする。 初めてハンモックに乗る子も多いようだった。夢が叶ったと無邪気に喜ぶ子もいた。 そうか、ハンモックは多くの子どもにとって夢の一つらしい。 んー、お兄さん良い仕事してるねーって私。 目の前で子どもたちの一つの夢が叶えられているのを見て、なんとも言えない気持ちになる。 「そう

          夢みたいだ

          ロックと夏と炭酸。

          20代は目の前に与えられたものになんでも挑んでいったけど、 30歳をこえて自分が本当は不得意なことや、エネルギーをストレートに出せる場所がわかってくる。 何でもかんでもやるのはそろそろ終わりにして、まっすぐエネルギーを出せる方へ思いっきり舵をきって行きたいと思うこの頃。 それでもまだ請け負ってるものがあるから、ストレスフルでもこなして、ぁぁエネルギー効率が悪すぎるって心の中でぼやいて(叫んで?)。 社会やチームと繋がりながらも、自分でいられる立ち位置を絶対開拓すると静かに

          ロックと夏と炭酸。

          たたかわなくていい

          社会は正解探し、答え合わせのあらし。 それっぽいことばっかり、 疲れちゃうな。 私ももうたたかわなくていいよって。もうたたかわなくていい。 なんにもない休日。 私の黒い声がぼやくから、 この季節の緑と土の匂いって、なんでこんなにいいの?って深呼吸。最高に気持ちいいわ。🌱 --------- YouTubeにVOCALOID全盛期の wowakaさんの曲が偶然流れてきた。それで知ったけど、亡くなっていたよう。 昔ボカロが流行り出した頃、 ちょうど元々好きだった音楽か

          たたかわなくていい

          ちぐはぐの重なるところ

          最近映画を見た。そばかす とても綺麗だった。 あとから映画について調べると、アセクシャルな女性のお話と書いてあった。 私の感覚も半分そんな感じ。 最近は個性と認められにくかったものに名前をつけてもらえる。救われる人もきっと多い。 生きづらそうな主人公。昔を思い出す。 学生時代の環境がそうさせたのかなんなのか、当時の普通と少し違ってて、いろんなズレで目の前の人を傷つけるのがこわくなって、笑ってみせた。 みんなが持つ男女観がなかったけど、自分は仲良くなった人が離れてくこ

          ちぐはぐの重なるところ

          決めてしまえばいい

          本音で生きると決める。 心と体と寄り添っていくと決める。 自分自身で苦しめないと決める。 生きていくことを楽しむと決める。 いつも進んでいくとまた見えてくる、次の自分との約束。 この約束事だけが、次の場所まで連れていってくれる。これからの自分に逢わせてくれる。 それでまた、その次の約束にも出逢ってく。 心の奥で決めるまでって、結構時間がかかってる。でもいつだって、きっと本当はどうしたいのかもうわかってて。 埋もれちゃう自分の声、本当はどうしたい? 本当の、本当は? 聴

          決めてしまえばいい

          大切なものはそんなに多くない

          死生観 仲間から出てきた言葉。 自分が死ぬ時どんな状態か、、 私はいつからかこれのイメージを持っている。 私は病気か、不注意で死にそうだ、、なんて思ってた時もあったけど。 ベッドの上。 今まで出逢えた大切な人たちの顔が頭の中にたくさん浮かぶ。家族の顔、友人の顔、仲間たちの顔、、 こんなにも大切に想える人たちに出逢えて、この人生は幸せだった。 と、思いながら、亡き夫に似てる息子に手を握られて、お父さんに似てるわねって目を閉じる。(ここは願望😂娘もいる予定) そんなこと

          大切なものはそんなに多くない

          世界の音、自分の音

          世界は、 見ようとしなければ見えないものだらけだし、 感じようとしなければ感じられないものばかり。 新卒時代に入った会社の説明会では、 社長が熱弁していた。 ------- 今朝ここにくるまでにピンク色のモノといくつ出逢いましたか?私もわかりません。 でも、今日ここに来るまでに、ピンク色のモノがいくつあるか数えてきてくださいと言われたら、、、? 幸せってそういうものだよね。 気の置けない友達とのおしゃべり。 自分のためのご褒美の美味しいもの。 大切な人とのご飯の時間

          世界の音、自分の音

          忘れてく 手渡しのありがとう

          昔アルバイトなんかのお給料は手渡しだった。1ヶ月の自分の頑張りに、一つの封筒が渡される。ありがとうと一緒に。 その満たされる瞬間感じるのは、自分の行動への肯定と、与えられることへの感謝だっただろう。 気づけば銀行に振り込まれ、当たり前に使えるお金。なんとなく食べるご飯。便利で見えづらくなった満たされるはずの瞬間は、今もちゃんとそこにある。見えていないだけのそれは、私たちの日常にどれだけたくさんあるのだろう。 お金や時間を含め、自分を満たすために手に入れたもの、取り込んだ

          忘れてく 手渡しのありがとう

          今年は音楽フェスに行く

          これが欲しいな。 これが食べたいな。 あれがしたいな。 あれが好きだな。 自分の中にあったはずの、 小さな欲求を、気づけば端に追いやった。 一つ一つは小さくて、 でもどんどんわからなくなってった。 本当にそこにあるはずの、自分の心の声も体の声も、人はどうしてもおざなりにしてしまう。 地理も積もれば山となる。 チリのように追いやられた欲求達が、自分を頑固にさせてって、心も体も固くなる。 わからなくなったしたいこと。 わからなくなった好きなもの。 物質世界にむける健

          今年は音楽フェスに行く

          強い人になりたかった

          相手にも事情があっただろうし。 お互い未熟だったし。 私がこうだったから。 それがあったから今があるし。 もう慣れすぎた、感情に蓋をするための利口な思考を 友人に振り払われて、気付かされる。 「いいよ、そんなの。」   もはや自分にとってはつよがりでもごまかしでもなんでもなくなった当たり前が、友人にはずっとどう見えていたのだろう。 真面目な話をすると、最後に笑って流したくなる私の癖を、友人は昔からいつも逃さなかった。 何か見透かされているようで、それらを隠したい私は

          強い人になりたかった