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「ありがとうね。」おわりとはじまりの混ざる時間
今年は暖かい冬かもしれない。でも朝家を出ると、ちゃんと冷えたお正月の匂い。この匂いがとても好き。
年明け
お参りにいくために家から神社に向かう坂を下っていくと、2人の老夫婦と、1人の青年が手を振り合っているところを見かけた。
見送る夫婦が、別れを惜しんでいるのが見てとれた。
「ありがとうね。」
そう言って青年の背中をさする。
青年はなんども後ろを振り返って、見えなくなるまでお互い手を振り合ってた。
お正月らしい風景と出逢って心が澄んだ。
たくさん寝て過ごした年末年始。
この年末、珍しくギリギリまで働いた身体はちゃんと疲れてる。
仕事納めをして切り上げた30日の夜、慌ててスーパーにまだあったお正月のお飾りを買うこのになるなんて。
毎年楽しみにしていた職場近くの花屋の店頭に置かれる手作りお飾りが、買えなかったことが悔やまれる。
なんでだろう。
こんなに年末感のない年末は初めてだった。
玄関を綺麗にして、お気に入りのお飾りを飾ること。出かける時、帰ってきた時、そのお飾りが出迎えてくれると気持ちがしゃんとする。
どうやら、このなんでもないように思っていたことが、私の中で、
今までと、これからを区切るための儀式みたいなものになってみたい。
行事ごとって、節目節目を感じるためにも必要なんだ。もう少し大切に扱っても良いのかもしれない。って慣れ親しんで少し流してしまってたここ数年を振り返る。
季節を感じることはとても好きだ。
季節や、その瞬間瞬間を感じるための儀式みたいなものって、無意識に生活に散りばめられている。
きっと日常のことでも、
その月の終わりと始まりも、1週間の終わりと始まりも、今日を始める朝も終える夜も、
自分だけの小さな儀式みたいなものがあると、もっとその時々を大切に扱っていけるんだろうな。
ちゃんと終えて、ちゃんとはじめる。
それがきっと自分にとっての、心地よい習慣をつくるヒント。
おわりとはじまりが混ざるような時間の中で、少し振り返ってみる。
頑張った自分にも、周りの環境や人にも、ありがとう。いつもありがとう。
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10年単位のスパンでも、数年単位のスパンでも、今までの私とこれからの私が混ざり合うような時間にいるのを感じてるこの頃。
感謝を込めて終わりに向かいながら、これからを着実に確実に動かしていくスタートの1年にしていきたい。。流行りの病の後遺症でも動けなかった3年間。やっと抜け出した嬉しさか、駆け出してる
本厄、天冲殺、上々です。
年末ハマったフリーレンのおわりとはじまりの曲。
このアニメ上手く言えないんだけど、お茶を飲むような、お風呂に入るような、そんなじんわりな時間をくれるんだよねぇ。
そういえば、これもおわりはじまりな物語だね。
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