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「思考を続ける人間には、真贋を見極める目が備わっている。」

「思考を続ける人」と「思考停止した人」

 私は考えることが好きである。いつも何か考えている。「考えすぎ!」との指摘はしょっちゅう。思考が止まらず眠れない夜もある。
 こんな私だから、思考停止した人と話が合うわけがない。

 思考を続ける人と繋がりたい!でもどうしたら……?
 この問いに答えをくれたのがタイトルの文章だ。

 思考を続ける人間には、真贋を見極める目が備わっている。本物、上質を選ぶ慧眼を身に付けることが、情報の波にさらわれない唯一の対抗策だと小山内は信じる。思考の源は言語だ。言葉を探し、文化を育み続けることこそ、出版人の使命だ。「騙し絵の牙」(塩田武士著 角川文庫 2019年11月21日発行)

「思考の源が言語にあるなら、答えは読書にあるのでは?」
「読書家は、思考を続ける人々に違いない!」
「outputすれば、彼らとゆるく繋がれるかも!」
 著名人の多くがnoteにいることをTwitterで知った。プラットフォームはここに決めた。
 こうして読書的noteを始めるに至った。

古く誤った情報が氾濫するインターネット

情報の世紀が本格化するのはこれからだ。今後もメディアはより早く、より個人的に、より便利に、より安価に、と言う流れで変質していくだろう。溢れるほどの情報が、自分に合った心地よい世界へ誘い、社会は細分化を続ける。「騙し絵の牙」(塩田武士著 角川文庫 2019年11月21日発行)

 アメリカ合衆国のトランプ前大統領の誕生は、分断の象徴だ。見たいものしか見ない、読まない、聞かない。SNS等を通じ、分断は加速する。Fake Newsという言葉もよく聞くようになった。

 「インターネットは壊れている」という主張もある。Web検索しても、古く誤った情報ばかり表示されるという指摘だ。

 米国のIT(情報技術)起業家、ハワード・ラーマン(40)は「インターネットは壊れている」と考える。不必要な広告が目につき、古く誤った情報があふれる。これでは役立つ情報が人々のもとに届きにくい。(日経新聞 村山 恵一 2021年1月5日 11:00 「正しい情報」ネット利用者へ 検索の主導権取り戻す 米イエクストCEO ハワード・ラーマン)

インターネット社会に必要な「情報の真贋を見極める眼」

 上記の通り、Webで正しい情報を得るのは困難だ。情報の真贋を見極める眼、取捨選択する力の重要性はますます高まる。
 これを磨くのは、信頼できる出版社や新聞社の良識ある編集者がメスを入れた文章ではなかろうか。

 「新聞なんていらない、ネットで十分」こんな声を聴くと不安になる。
 情報の正しさより「イイネ!」の数で評価が決まる。こうしてFAKE NEWSが拡散する。誤った情報を正しいと信じて行動する。これが私の考える思考停止した人だ。

 「イイネ!」の数に惑わされない。「これは本当か?根拠は?」と疑問を持つ。直感を大切し、ベースになる眼を磨き続ける。これが私の考える思考を続ける人だ。

 だから私は読書を続ける。読書する人と繋がりたいです。どうぞよろしくお願いします。 
 先の見えない世の中、進むべき道を照らしてくれた。多くの気づきをくれたこの本に感謝する。著者、編集者はじめ関係者の皆様に感謝申し上げる。

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