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Vol.257 【発達障害】水筒の買い換えに感じる子供の成長

息子の水筒を買い換えた。

今まで「ストロー飲み」だったのをじか飲み」に換えたのだ。ちなみに息子は4才半。
かなり遅いデビューである。
(※一般的に3才頃〜は直飲みorコップ飲みと言われてますねハイ)

【左】旧・水筒(サーモス)
【右】新・水筒(象印)


とは言っても別に直飲みが出来なかった訳じゃない。保育園ではコップで水分補給をしている。

ASDの息子は「切り替え」が苦手なのだ。
物事への執着が強く例えば椅子ならばこの椅子、座るのはこの場所、靴ならばこの靴、歩くのはこの道路……と決まっている。それに反するものは断固拒否。母はどれだけ苦労したかわからない。

水筒も同じだ。
1才10ヶ月の時に初めて買ったサーモスが息子にとっての水筒であり「水筒ならばこれ」。
摂食指導の先生からストロー飲みはいい加減止めるよう1年以上言われ続けたが、止める事が出来なかった。しかし4才になりそろそろマズイと実感。



そこでまず私がやったのは「水筒を新しくするからね」と前振りする事だった(←これ重要)。
そして理解したのを見計らいAmazonで注文。


届いたら「これが新しい水筒だよ〜」と見せる。
当然息子は「ヤダ!ふるいすいとうがいい!」
と泣く。口を付けさせようとしても顔を背け、全力で付けまいとする。
どれだけ喉が渇いても絶対に飲まない。
そこでとりあえず新しい水筒は母が目の前で飲んで見せ、息子には古い水筒で飲ませる。
・・・これを繰り返す。

結果、2ヶ月くらいでようやく口を付けてくれるようになった。

最初は傾け加減がわからず飲みあぐねていたが、今の水筒は性能が良い。ドバッと出過ぎない構造になっているようだ。息子も何度かトライするうちに「こぼれない」とわかったのか普通に飲めるようになった。


発達障害児の子育ては日々この様な耐久レースである。なんてことはない1つ1つの課題がなかなかクリア出来ない。当たり前のようにヒョイヒョイ進む周りの子供たちを見ては「どうしてうちの子だけ」と思うことは正直今もある。

しかし水筒が新調できた様に少しずつ成長はしている。大切なのは特性だと理解し根気強く向き合うこと。決して無理強いはしちゃいけない。

「できた!」
人一倍時間がかかる分、その笑顔が何よりのご褒美なのだ。





【猫ムスメより】
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