マガジンのカバー画像

多分、散文。

33
日々感じたことを思いのままに書き連ねる。 エッセイストごっこ。
運営しているクリエイター

2023年3月の記事一覧

振り返り美人

振り返り美人

江戸時代の有名な画家の一人、菱川師宣。
この、菱川師宣の代表作に【見返り美人図】というものがある。

紅の生地の着物を着た女の人が、歩いてる途中で後方に視線を送るというこの作品。
ポージングと言い、着物の描き方といい、絶妙な美しさと上品さを感じとることができる。

この見返りポーズというのは、俳諧に詠まれるほどの人気ポーズだったようだけど、確かに振り向いた姿が美人だったら、同性であろうと異性であろ

もっとみる

体調が悪い日に、自転車漕いで歯医者に行ったら、見事やられた。
頭は痛いし、歯も痛い。
おまけに春は曙。
布団の中に潜り込む。
朝の温もりちょっとと、暖かい日差しがゆっくり私を包む。
あぁ、眠たい。

好奇心と勇気

好奇心と勇気

前に聞いたことがある。
猫のフンが高級なコーヒー豆になると。

2007年に公開された洋画に「最高の人生の見つけ方」にもコピ・ルワックというコーヒーが出てくるけれど、このルワックコーヒーこそ、猫のフンのコーヒー。

世界一希少で高価なコーヒー。

製造過程は独特で、熟したコーヒー豆を、ジャコウネコが食べて体内で発酵され、糞となり出て来たコーヒー豆を現地の人が人間が丁寧に収穫し、世のお金持ちや、コー

もっとみる
190円で買える幸せ

190円で買える幸せ

甘いものを食べると、イライラが飛んで幸せな気持ちになる。

機嫌が悪い女の子にも、甘いものをプレゼントしたらすぐにニコニコ可愛い娘。
あれ?偏見かな?
でも、心当たりない?

実はこれ、科学的にも証明済み。

甘いものを食べると血糖値が急激に上がり、そのおかげで体内のセロトニンという幸せホルモンが増えて幸福感を得ることができるんだそう。

仕事帰りのコンビニのスイーツコーナー。
ふわふわのスポン

もっとみる
紙が好き

紙が好き

本を読むなら、紙の本がいい。

読めるものなら、全て紙の本で読みたい。

たまにU-NEXT内で本を購入して読むことがあるけれど、読み終わるたびにどうしても「紙で読みたかった」と思う。

もちろん電子書籍は便利だ。
いつでも読めるし、買いたい本をすぐに買える。
それに、スペースを取らない。
すごく便利だ。

でもなんだか、読み終わった後の読了感が物足りない。
紙の本で読んだ時に比べて圧倒的に足りな

もっとみる
どこへいった恋心

どこへいった恋心

ここ最近、人を好きになるという感覚がわからなくなっている。

「推しがいるじゃん」

それはそう。
でも推しが好きという感情は、自分にとっての心の栄養というだけであって、純粋な恋愛感情とは違う気がする。

ふとした時に、かつて誰かを好きで好きで仕方のなかった私は、どこに行ってしまったのかと途方に暮れる日が多くなった。

「そろそろいい年なんだし、彼氏の1人や2人くらい作ったら?」

「出会いの場に

もっとみる
カスタムエリート

カスタムエリート

スタバでスマートにカスタムしてみたい。

「チョコソースかけてください」
「チョコチップ追加で」
「ミルクを豆乳に」

自分好みにカスタムして、スマートに受け取りたい。

なんなら「エクストラコーヒーダークモカフラペチーノ」とかいって注文してみたい。

でも、いざ注文してカスタムしようとすると途端に緊張してしまう。
まず噛まずに暗唱できるかどうかが怪しい。

ちゃんと言えたとしても
「この商品では

もっとみる

映画館に行く途中女の子と、男性が仲良く歩いていた。
早口で喋る女の子にタジタジの男性。
「ついてこい!金魚のフン!」と威勢がいい女の子。
「なにそれ?」と困惑する男性。
「いい言葉じゃないから、嫌だったら言ってね」と気遣う女の子。
「知らない言葉だった」と感心する男性。
癒し。

新しい記事を書くために書いた下書きのメモが一階にある
私は二階
取りに行かなくちゃと思うけれど、動けない
自堕落、自堕落