見出し画像

61歳パパの子育て。我が家の明るいニュース!長女の婚約!

幸せな人生のヒケツは
変化を喜んで受け入れること
俳優 ジェームズ・スチュアート

きっと運命なのだと思う。
2人の娘は拒食症で病弱な母を思い、小学生の頃から
「高校卒業したら働いて、早くママを楽にさせたいの!」と言っていた。

長女・未空(みく)高3の日曜日、農業高校の廊下に張り出された就職先の募集案内を娘と見に行くと、いきなり俺の目に飛び込んできた一社があった。それは、俺の母方のおじいちゃん、おばあちゃんのお墓、西方寺のある巣鴨「ときわ食堂」だった。20歳で俺を生んだ母やおじいちゃんとよく通った食堂で、娘たち2人が小学生の頃からお墓参りの帰りに立ち寄った食堂だった。

「運命だよ、きっと。おじいちゃん、おばあちゃんがきっと見守ってくれるよ」

何か大きな力に導かれるように、「ときわ食堂」で未空は婚約者シゲと出会った。当時、彼はアルバイトをしていた学生だったが、就職先は警察署。入社3年目、娘と同じ25歳になった。

友人に話すと、
「やっぱ隊長が波乱万丈すぎる人生だから、結婚相手は国家公務員というお堅い人を選んだんだね」
「たまたま好きになった相手が警察官になったんだよ」と俺。

シゲとは2年連続お正月を一緒に過ごした。

「両家の親へ挨拶」を9月に済ませ、今週11月29日(水)「両家の顔合わせ」があった。場所は椿山荘、料亭 錦水(きんすい)。料亭の個室での食事って初めてだった。
「私たちが招待したから、私たちで支払うからお食事代は心配しないで」と未空。

海外生活の長かった妻の美香。
「常識をぶっ飛ばせ!」って非常識な旅を35年本業としていた俺。
俺は3回結婚しているが、「両家の顔合わせ」をしたのは遠い昔で記憶にない。今の妻とは親へ挨拶もなかったし結婚指輪も渡してないし結婚式も挙げていない。結納の経験もない。儀式的なものを避けて生きてきた。

娘に恥はかかせられないと、夫婦揃って、「両家の顔合わせ」のYouTubeをチェックして臨んだ。

手土産は持って行くのか?のし紙は掛けたほうがいいのか?いつ手土産を渡せばいいのか?まずは「どんな服を着ていくか?カジュアルな服装で行っていいのか?」チェックするとカジュアルでもOKとあるが、「先方はスーツなはず」ってことで、スーツを試着。

約3年前、長男の入園式で着たスーツのスラックスが入らない。ワイシャツの一番上のボタンが留まらない。
「やばっ!この3年でえらく太ったか、オレ!?」
慌てて「紳士服のAOKI」みなとみらい店へ。ちょうど12月は誕生月なので1,990円以上のものは5点まで半額というハガキが届いていたのだ。サイズを測ってもらうと、
「ワイシャツは41〜42cmを、スラックスは88cmを選んでください」
「えっーーーーーー!マジ!?そんなに太った!?」
ウエストのサイズを聞いて驚いた。
「Gパンのサイズは28インチか30インチ、つまり73~76cmだったのに・・・」
「ウエスト周りは15cmプラスってか!?」
旅をしなくなって一番変わったのは体型だった。しかも普通のスーツだと上下のサイズが合わないし、「両家顔合わせ」に袖や裾直しが間に合わない。
AOKIを訪れたのが3日前の11/26(日)だったのだ。

そこで選んだのが、AOKIのパジャマスーツ。背広はMサイズ、スラックスはLサイズを選び裾直しは最短翌日の15時以降。パジャマスーツ上下、ワイシャツ、ネクタイ、ベルト5点購入して誕生日ハガキ持参で全て半額。
補正代も入れて、なんと19,395円也。安い!何より間に合って良かった。

「両家顔合わせ」で一番印象的だった話は
「シゲが中学の頃から警察官になる!」と決めていたこと。
今回仕事の関係で来られなかった、人を褒めない1歳年下のシゲの弟が未空を見て褒めたこと。言葉の端々からシゲの両親の「未空への愛」が伝わってきて嬉しかった。

そしてシゲのお父さんが俺に一言。
「ずっと好きなことをやられてこられたんですね」
ちょっとしか話してないのに見抜かれた。

いつもは「本麒麟」や「金麦」を飲んでるから、「エビスマイスター」でビールの香りとコクを堪能できたし、日本酒の「〆張鶴 大吟醸」と伝統ある日本料理に舌鼓を打った。極上の素材の価値を高めた料理をゆっくりと味わうことができた。考えてみたら、小さな子を持つ親として、ゆっくりと料理を味わう時間はほとんどない。

至福の時間を過ごせた。
混沌とした時代、連日、目を覆いたくなるような悲惨な映像が流れる中、それを吹き飛ばすような小さな幸せを感じた1日。

2006年8月、髙橋歩「キラキラ輝く大人の見本市〜十代を真剣に考える1日〜」トークライブをした時の事を思い出した。
「あなたの夢は何ですか?」の質問に、
「信じられないくらい綺麗な奥さんがいて、『さやか』って言うんだけどさ。さやかにとって永遠のヒーローでいたい」と歩。俺は「『世界一カッコいいパパ!大好き!』って言ってくれる可愛い小学生の娘が2人いるんだけど、未空(みく)と七海(なつみ)にとって永遠のヒーローで居続けたい!」と言うと、1,000人の会場が沸いた。2人の娘も会場でトークを聞いていたのだ。

今でも、あの時の気持ちは変わらない。父親にとって娘は特別な存在だ。どんなことがあっても、いくつになってもチャレンジを続け、他人から何と言われようと、娘たちにとって、「カッコいいパパであり続けたい」。

入籍は来年1月の良き日の予定で、結婚式の日取りはまだ決めていないが、警察の寮で2人一緒に住み始めている。未空(みく)と職場も住まいも一緒だった2つ年下の次女、七海(なつみ)も初めての一人暮らしが始まった。
不安もあるだろうが、「自立の一歩」を喜んでいるように見えた。

離れて暮らしていても、パパは2人の娘の幸せを見守っているよ。

帰宅するとタクシーで長男の保育園に向かいに行って、ジャージに着替えて息子の歯の定期検診にいった。半年ぶりにレントゲンをとると歯と歯の間に小さな虫歯が2つ見つかった。あまりに小さいので経過観察の可能性もあるとのこと。
俺は
「颯馬(ふうま)の食生活を見直して甘いものを控えて毎日歯磨き頑張らないとな」
と妻に話すと
「あの後ふうまは歯医者さんで初めて虫歯が見つかりました。甘いものを控えるのはかわいそうなので、歯磨きをもっと頑張ります」って娘たちとの家族LINEで報告していた。

母の愛は地球より重い。

口ずさんだ子守歌に
幼き日の夢が蘇る
探していたのものはこんな近くで
呼びかけるように瞬いていた

両手で押さえ込んだって
負けじと跳ね返すようにほら
ほとばしる熱は止まらない
EIKOの「DREAMER」歌詞
作詞作曲:幾田りら
フジテレビドラマ「パリピ孔明」より

noteの♡「スキ」とフォローに毎回元気をもらってます。noteの♡「スキ」マークはnoteにアカウントが無い人も押せるので、「いいね」と思った記事に、♡を押してもらえると嬉しいです。♡のリアクション、フォローが励みで書く原動力です!よろしくお願いします。

この記事が参加している募集

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?