マガジンのカバー画像

『自閉スペクトラム』と呼ばれる子ども達の行動の意味と改善

22
ブログ『発達障害 しあわせへの道しるべ』 から『自閉スペクトラム』と呼ばれがちな子ども達のことをまとめてみました。 『自閉症』という状況にはじめて気づいた人がたまたま精神科医で…
『自閉スペクトラム』と呼ばれる多くの子ども達と40年以上関わりながら、 生涯のテーマとしてきました…
¥7,000
運営しているクリエイター

#シュタイナーの支援教育

自閉症スペクトラムの子の言葉をどのように伸ばせば良いの?

自閉症スペクトラムの子の言葉をどのように伸ばせば良いの?

『自閉症スペクトラム』と診断されたり、疑いがあったりする子どもについて『言葉の問題を、どのように改善すれば良いのですか?』
と、いうご相談をとても沢山いただきます。

まず最初に、
『この子は、自閉症だからコミュニケーション(言葉)が難しいのだ』
と、いう考えを一度、綺麗に消し去ってください。

『この子は自閉症だから言葉に苦手がある』
と考え、本人の前でそのように話すと、
この問題はとても解決し

もっとみる

誰も、この子の問題を分かってくれないのはどうして?

少し苦手があって、家では上手くできないことばかり。
でも学校では、必死でみんなに追いつこう!同じようにしよう!
と、頑張って、苦手に気付かれずにいる・・・・
こういったことは、誰でも多少はあるのです。

外では精一杯頑張って、家ではくつろぐ。
と、いうのは、大人でもあることですよね。

でも、子どもに自閉症スペクトラムの傾向があり、学習に遅れがないと、
これがあまりにも極端に現れるというケースがし

もっとみる
自閉症スペクトラムだから、目の問題があるの?

自閉症スペクトラムだから、目の問題があるの?

眼球運動に問題のある子どもたちが、とても増えています。

問題がないと、思われる子どもであっても、7歳になったら、
黒目がしっかり動いているかチェックしてみてください。

目が上手く動かないと、あらゆる学び、運動、遊び、作業などに
支障が出てくると、いうことは、たやすく想像ができますね。

眼球運動の問題によって『発達障害』であるとか、
『学習障害』であるとか思われることもありますが、
それが眼球

もっとみる
自閉症の子どもの脳で何が起こっているの?

自閉症の子どもの脳で何が起こっているの?

『成熟脳―脳の本番は56歳から始まる―』黒川伊保子著。

その中で、『赤ちゃんの脳細胞は、一生の中でも最も多く、その数を3歳までに劇的に減らす』いうお話があります。

『脳細胞の数は、多ければ多いほど良いんじゃないかな?』
と、漠然と思っている人は多いと思うのですが、
人間の発達のうえでは、それは逆だという事です。

『発達する』と、いう事は、『不要な脳細胞を減らす』という事なのです。

この事は

もっとみる