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「熱狂的なものを一つでも見つけられたら勝ちだと思う話」

とあるお店で働いていたときのこと、店長さんに「就職どうするんだ?」と尋ねられると、本音がポロッとこぼれた。「研究者になりたいんですよ。でも、博士号とれても、その先の道があるとはかぎらないし、かなり狭き門だから、どうしようかなってモヤモヤしてるんですよね。」日本の場合、研究するためにはお金が必要だという考え方がすりこまれてるけど、外に出てみれば、すべてがすべてそうではないことにも気づく。

修士課程までいくひとがふつうにいたとしても、博士課程までいけるひとが少ないのは、なんでなんだろうなって不思議だったけど、優秀であるかどうかよりも、その先の道がないかもしれない、保障されていないとなると必然的に、ほとんどのひとは就職するよなーなどと、日本に博士が少ない実態を目の当たりにした。

でも、博士課程にいきたいと思うこと。そして、研究職に就きたいと思うこと。これは事実であり、嘘ではないと思った。それを仕事にするのがむずかしいとか、現実的ではないとか、そんな話ではなくて、熱狂的になれるものを一つでもみつけられたら勝ちだと思っている。

有名になりたいとか、お金持ちになりたいとか、みんなそれぞれ違った価値観をもって生きてるけれど、ぼくはできるなら「やりたいこと」をやっていたいし、儲かるか儲からないかいぜんに、それを続けていったことによって、じぶんがどうなるのか、みてみたいなと思うところがある。「もうお前、行きつくところまでいってしまえや。」

生きたいとか、死にたいって気持ちをもって生きてきた人間として、「どうするか」よりも「どうしたい」かの方が重要ではあって、ツラい思いをすこしでも払拭して、最後はポジティブに終わりたいって思いがあるのかもしれないですね。

テキトーに就活して、「やりたいこと」封じ込めて生きるよりも、「やりたいこと」やって死ぬ人生の方が、幸せだなってことに気づいたんですよ。たとえ、人生がグチャグチャになり、地獄を味わったとしても。そんなスリルをじぶんは求めているし、想像しただけでもゾクゾクする。

20年以上、さがし続けてきた「答え」は、じぶんの近くにあった。ひとはよく悩む時ほど、画期的なアイディアを求めたりするが、自分のしっくりくる答えというものは案外、近くにねむっていたりするものだ。

後悔してでもいいから、「やりたい」こと、貫いて生きていきたいですね。それでは、今日も頑張っていきましょう。

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