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ロシアン美女の修羅場とか… 「白痴」ドストエフスキー ★3,5

「罪と罰」に続く長編で、「悪霊」「未成年」「カラマーゾフの兄弟」と共に後期五大長編作品と言われる。
上下巻(新潮文庫)で、700ページ×2 くらい。

1868年『白痴ドストエフスキー

周りから「白痴」と言われる青年の悲しき恋バナ。
まあ、美女のおかげでなんとか読了。
ナスターシャとアグラーヤのおかげ。
にしても、登場人物多いし、名前厄介だし笑 大変だわ💧

特に、下巻の始めから中盤くらいがしんどかったなー。
イポリートの手紙演説、うざー。
イヴォルギン将軍のとことか。
何語ってたか?覚えてないな。
この辺りはちょっと意識なくなりながら読む。
宗教や国家の小難しい話とか、入ってこないわ〜。
もうそんなのいいから、ナスターシャ出してくれよ〜笑
てなっちゃった。途中全然出てこなくなったし。

下巻にこのような記述が↓

小説家、平凡なありふれた人達をどう扱うべきか、こうした人々を興味あるものにするためにどう表現するべきか、物語の中で彼らを素通りしてしまうわけにはいかない、なぜなら平凡な人間はいたるとこにいて、多くの場合、浮世の出来事との関連において必要欠くべからざる鎖の一環であり、素通りすることは真実らしさを損なうことになる、作家たるものは平凡なもののなかにも、興味あるまた教訓的なニュアンスを捜し求めるべき

だから、本編とあまり関係なさそうな(あったのかな?)
人物の語りが長々とあったのか?
(上記の引用は、ワルワーラやプチーツィン、ガーニャなどの人って書いてある)
ちょっと自分は、長ったらしくてしんどかったな。
でも、こうすることで、作品の質に厚みや深みが出るのかしら。
どうもこの作品は、ドストエフスキー自身が愛した作品らしいけど、
あんまり好きじゃなかったなー。
個人的には自分も「白痴」よりの人間だから、
公爵への共感は大いにあるけども。
たぶん作品の理解が浅いんだろうな〜。

クライマックスの美女二人の修羅場。立ち尽くす男二人。
美女二人の言い争いなら、観てられるかも笑
ムイシュキン公爵すごいよな、美女にモテモテ。
羨ましすぎる。でもこの二人大変そーだが。
白痴、バカ、純粋、誠実。「無条件に美しい人間」
そりゃ公爵は素敵な人だろうな。これに気づける美女二人も素敵。
ロゴージンもなんだかんだいいヤツだろうな。

ナスターシャ…
結局、そうなるんか。
うまくいかないもんだね、人生。

・処刑人の話あり。
・日本の切腹の話。
・「わたしは無一文で裸一貫で、人間の輪廻の中の原子にすぎない」

ちょっと今回は、気持ちに余裕がなかったせいか、途中飽きちゃったり、飛ばし気味だったりして、今更ながら、もったいなかった気がしてきてるので、次回読む機会があれば、細かく読み込みたいと思う。ドストさん自身が愛したというくらいだし。





★\(^^)/☆

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