ASDと上手く付き合っていくには
ASDという言葉をあまり使いたくはありませんが、同じような悩みを持っている方と一緒に考えていけたらいいな、と思って書いてみます。
発達障害って、コミュニケーションにおける不具合を中心に述べられますが、そもそも、コミュニケーションってお互いに作り上げていくものなのに、どちらか一方に全責任を負わせるのってどうなのかな。アメリカ人と日本人でコミュニケーションが上手く行かないのは、日本人がコミュ障だからだ!というのは偏見ですよね笑
人それぞれ思考の仕方や速度、感覚が違って当然なのに、少しの違いすらノイズだと判断され、受け入れられなくなっている状況があると思います。
例えは悪いけど、昔は公園や一部の地域でよく見かけたホームレスの方のブルーテントを、最近は全然見かけなくなりました。
ちゃんとしたお家で暮らせるようになってたらいいけれど、そこで生活しておられた方たちはどこに行ったんだろう?
世界はどんどんきれいに、クリーンに、異物を許さないようになっている。
私が毎日を楽しく、快適に過ごすためにやっていることをいくつか挙げてみます。
1.TV、ネットニュースを一切見ない
膨大な情報が無作為に流れてくる媒体は、とてもストレスです。
実家暮らしの時は常にTVがついているのが当たり前だったのでかなりしんどかったですが、今は旦那様の協力もあり、YouTubeも基本はイヤホン装着で観てくれています。
TVをかけていると、いきなりショッキングな映像や、悲しいニュース、頭がガンガンする騒音が流れてきて、ダメージを受けてしまいます。最悪の場合、ホラー番組の宣伝で恐怖映像が目に飛び込んでくることもあり、何度夜道が怖くなってしまったことか…怖いの苦手なので笑
また、情報に触れると、私の思考のスイッチが入ってしまい、これはどういう意味だろう?なんでそうなるなんだろう?こうすればいいんじゃないかな?と疑問が止まらなくなります。
ネットニュースも同様に、有名企業の不祥事や芸能人の不倫に腹を立てる声を聞いたり、遠い国の戦争に心を痛めたところでどうにもできないにも関わらず、心を煩わせてしまいます。
だから私は、自分にそこまで大量の情報を処理する余力がないと知っているので、余分な情報が入って来ないようにしています。
社会人としてニュースを見るのは常識だ、世間に関心を持たないなんてダメだ、という人は、世界中のすべての情報を網羅しているのかな?そして、それらの情報を活用できているのかな?
目の前にいる大切な人に心を配らず、しょうもないニュースに夢中になっている人の方がよっぽど優しくないと、私は思ってしまいます。
実際、引越してからの2年半TVを観ていませんが、一般事務のお仕事において困ったことは一度もありません笑 太陽フレアがわからず、それってなんですか?と聞いたときは、優しく教えてくださりました笑 私も次の日、太陽フレアのせいかな~って、さっそく使ってみましたよ☆
一つ一つの事を深く考えてしまう、パターン化を追求してしまう、ノイズが多いと処理しきれずストレスを感じてしまう私にとって、情報を制限することはかなり有効です。
また、人込みの騒音も苦手なので、イヤホンで音楽を聴くようにしています。
職場でも疲れ気味の日は耳栓することで音のストレスが軽減されるので、かなり楽になりました。
2.食事・運動・睡眠を優先する
人と関わるためには、自分のコンディションが万全でなければ。
アスリート並みに生活習慣の研究は頑張っています笑
管理栄養士としての知識だけでは不十分なので、自分で色々勉強したり実践することで、だいぶわかってきました。
食生活を急激に変えるのは危険なのであくまでも一例ですが、
朝:プレーンヨーグルト+プロテイン
昼:お腹が空いたときにドライフルーツやおからクッキーをつまむ
夜:玄米、サラダ、汁物、メイン、副菜、沖縄のシークワーサージュース
がっつり食べるのは夜だけにしていて、日中は気分転換を兼ねてドライフルーツ等を食べる程度にとどめています。主食の玄米には黒すりごまをかけることでミネラルも補給。沖縄のシークワーサージュースもすごく気に入っていて、皮ごと絞ることでノビレチンが豊富だそうです☆
甘いもの大好きなので、朝にチョコを一粒食べたり、休日はケーキを買ってアフタヌーンティーを楽しんだりもしちゃいます。心の栄養も大事です笑
病院などで行っている栄養指導は、あくまでも今の基準に則ったものであり、現時点のベストだと考えられてはいますが、絶対に正しいものではないと思っています。
朝昼晩の全部をしっかり食べようと思うと、食事を考えて準備するのも大変だし、お金のことを考えると質を落とさざるを得なくなりますよね。
3食がっつり食べるとエネルギー過多にもなりがちなので、デスクワーク中心の方はどこかを軽めにしてもいいんじゃないかと思います。
夜遅い食事が一番太るので笑 帰りが遅い方は昼食をしっかり摂るのも一つかもしれません。
運動は通勤を兼ねたウォーキングを往復1時間ほど、朝晩のヨガも20~30分ずつ行うようにしています。
睡眠時間は7~8時間が一番調子いいです。
生活を優先できるのは、そこまでハードじゃないお仕事のおかげであるところが大きいですが、自分のやりたいことに取り組んだり遊んだりするためには、自分自身のコンディションを整えることがすごく大事だと思います。
寝不足が続くと、はっきり自覚できるほど頭の回転が遅くなり、情報を処理しきれずストレスを感じるようになってしまうので、ちゃんと休めば元気になれる自分を信じて眠ることをオススメします。
ある意味、現代において発達障害の問題が顕在化している状況は、生活習慣の乱れが関係しているんじゃないかな~と想像したりもします。
毎日エナジードリンクを飲んで、菓子パンを食べて、日光に当たらない生活をしていたら、きっと頭がおかしくなる…笑
普通の人でも生活習慣が乱れると不調をきたすので、ストレスを感じやすい私たちはより一層、自分自身のコンディションを整えることを優先していいと思います。
3.決断を焦らない
最近、國分巧一朗さんの本をよく読んでいて、能動でも受動でもない「中動態」の存在を知り、「意思」や「責任」について考えています。今までの常識が染み付いているのでなかなか理解が難しい所もありますが、私が感じていた違和感をこれで証明できるのではないかと、興奮もしています笑
まだ十分には言語化できていませんが、現時点で思うのは、これまでの過去を切り捨て意思をもってえいや!っと決断することは自然な行為ではなく、割と最近新たに生まれた新たな考え方であり、無理やり頑張らなくていいんだということ。
自分は何をやりたいか?どんな仕事をしたいか?将来の夢は?と自分の意見を求められることが多く、もっとできる、可能性は無限大だ、などと煽られる。
だけど、際限のない消費は現代の資本主義の発展に伴って出てきた文化であり、大昔は自分たちに必要なものを必要な分だけ作っていたはずで。
どこまでもどこまでも、自分の意志で成長し続けることを求められる社会はちょっとおかしいと思うから、自分の心がやってみようかなと追いつくまで、待ってあげてもいいんじゃないかなと思っています。
今やりたいと感じていることを気が済むまでやれば、あるところでなんとなく次に進める時間がやってくるので、無理に先に進もうとせず、のんきに楽しんでみるのも一つなのかなと。
仕事において、給料以上の働きや、パフォーマンスとしての頑張りを見せるように求められたときに、具合が悪くなることがあるので、そういうことなのかなと思います。
色々書き散らかしてしまいましたが、書くことでちょっと考えがまとまった気がします。
ありがとうございます。
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