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クリエイティブマネジメントのススメのおまけ CM現場のまかないご飯

■ASEANのCM撮影現場の”まかないご飯”拝見

今回は、ASEANのCM撮影現場の朝ご飯・ランチ・夕飯のご紹介です。
クリエイティブマネジメントのススメも8回を終えて、文章中心にお話し
させて頂きましたが、もともと勤務したのが食品メーカーですから
ご飯の話をしながら、休憩ということで、
へぇ~ASEANの撮影ご飯は、こんな感じなんだ~と面白がって
もらえるのではないかと思いましたのでご紹介します。
日本は勿論ですが、ASEANの5年間の赴任中、撮影現場で数え切れない
ご飯食べましたが、ASEANが特別なのでは無く、
日本が変なのだと気が付いたコトがあります。
今でも時々起こりますが、日本ではランチタイムが定まっていないのです。
これは主にタレントの都合も大きく影響しているのですが、
大御所タレントだとスタジオ入りがゆっくりで、さらには化粧で
時間がかかり、撮影のスタートが当然昼に近い時間だったりします。
しかも、タレントの撮影アップの時間が決められているのでタレント優先で
撮影が開始され、ランチは食べられる人から五月雨式に頂くという感じが、
昔は多くありました。
海外赴任から帰国して日本の撮影現場のランチ時間は改善されて
いましたが、でもASEANとは大きな違いがありました。

おまけ2

これはタイの撮影現場(この時はロケ先)で必ず設置される厄除け
ベトナムの撮影現場にも、似たようなモノが設置されます。
インドネシア・マレーシアは撮影開始前に
神に祈りを捧げる儀式があります。

おまけ18

おまけ20

バーミー・ナァームというタイの麺料理。米麺や玉子麺が選べます。
暖かく、スープが優しくおいしい。朝のホッとする時間です。

おまけ3

パートンコーという揚げパン。横にある練乳をデップして頂きます。
中国の油条とほぼ同じモノかと思います。

おまけ9

こちらはかなりボリュームのあるバーミー・ナァーム
パートンコーも添えられていますね。

おまけ4

麺だけで無く、カオパットという炒めご飯。勿論、本場のタイの新米です。
ぱらぱらでおいしい!

おまけ16

ベトナム料理で有名なフォーです。
北と南でフォーでも野菜の量、出汁の原料だったりといろいろ異なります。
驚いたのはマカロニのフォーです。フランスに長く統治されたためか?
でも、フランス料理店よりも圧倒的に多くあるイタリア料理店の影響か?
食文化は奥が深いです。

ASEANでビックリするのは、ランチタイムになると照明を全部落として
全員でご飯を食べるのです。しかも“まかないご飯”
最近の日本は、キッチンカーで“まかないご飯”を提供してくれるように
なりましたが、私が若い頃は、冷たく冷え切ったお弁当に冷たいお茶で
食べた記憶ばかりでした。(若いなりに、これじゃ食品メーカーの
ご飯としたら、恥ずかしいな~と思っていましたが、何度も続くので
こんなものかなと思い込んでいました。)

おまけ21

写真は、おかずです。お皿にご飯を盛り、数種のおかずをのせて頂きます。

おまけ22

右の写真が、昼のまかないしているシーンです。
皆さん、ちゃんと並んでいます。
左でサーブしてくれている方は男性ですが・・・タイのCM撮影現場には
タイらしく、そういう方が多くいて、特にメイク系はほとんどかも?

おまけ11

移動の多いロケの場合は、やはりお弁当になります。当然タイ料理。
日本の女性にも人気のガッパオ・ムゥーでした。

昼ご飯(さすがおいしいタイ料理・・・日本で頼んだら高額)を食べて
それで終わりかと思うと終わらない。
冷たいお菓子?が振る舞われます。

おまけ7

おまけ24

砕いた氷の中に、日本の和菓子に使われている様な菓子部分や
珈琲ゼリーの様な食感と味の菓子に何故だかコーンのつぶ。
ココナツミルクもよく使われていますがほどほどに甘く、
辛めの料理の後は、爽やかになれます。

さらに、撮影の真っ最中にも、フルーツが提供されるのです。
これまた、本場のタイのマンゴー

おまけ6

カオニアオ・マムアンというマンゴーと餅米に、これまた練乳を掛けて
頂きます。気温差の関係なのでしょうか?このような食べ方をします。

ここまで見てきて感じることは、
タイの方々は、食べることに貪欲なのかな~と思っていたら
基本的にお腹が空くという感覚がお好きじゃないようで、
決してドカ食いはせず、小腹満たしの量をちょこちょこ食べる
というのが習慣なのだそうです。
およそ一日5回食事をするということで、自分が勤務したオフィスの
タイの女性は、仕事をしながらよくお菓子を食べていました。
それでも太っていないので不思議だな~と思いましたが、
ちょこちょこ食べるので、むしろ体に溜め込まないのだそうで、
確かに、日本人の夜にドカッと食べて寝る。
そりゃ溜め込んでしまいますよね。
タイの食事習慣の方が、溜め込んでしまうより
効率が良いのかもしれません。
その事を聞いて、タイで販売されているインスタントラーメンの
ポーションが日本より少し小さいのが納得出来ました。

おまけ23

これは日本でも購入できるタイの第2位ブランドのヤムヤム。
このパッケージデザインと料理写真にも私は関与しています。

おまけ1

これはタイの撮影夕ご飯です。まさに典型的なタイ料理が並んでいます。

おまけ13

これはインドネシアの撮影夕ご飯です。
白いご飯にアヤムゴレン、サテなどこちらもインドネシアらしい料理です。
赤いサンバルという味噌をつけて頂きます。

おまけ5

こちらはベトナムの撮影昼ご飯。ベトナムの方は、日本人同様に
ご飯におかず、そして汁物をお椀にもって、手で持ち箸で頂きます。
非常に日本人と同じような色様式です。(写真は、大人数なので
スプーンとフォークでした)

こういったCMの撮影現場は、おいしい各国の地元料理に溢れています。
タイ料理といっても、いわゆる日本で見られる料理ではなく、
現地の方々がごく普通に食事するタイ料理を堪能するコトができます。
一応、料理名を聞くのですが、覚えられませんでした。

このタイで見られる光景は、インドネシア・ベトナム・フィリピン
マレーシアなどの撮影現場となんら変わりません。
その国ならではの現地料理に出会うことが出来ます。
思いの外、たくさんの写真を紹介しましたが、まだまだほんの少しです。
CM撮影現場の「まかないご飯」で写真集が作れるぐらいの写真点数が
ありますので、またどこかでご紹介したいと思います。
このASEANでの現地のスタッフと一緒に食事したことを
思い出すたびに “食べること” この行為がもたらすものは、
無限な喜びだな~と体から湧き出るような感じを覚えます。

いくら忙しくとも、きちっと照明を落としてみんなで食べる。
自分もよく忙しいコトを言い訳にしてパパッと済ましてしまうランチなど、
自分の体を大切にしていないし、ストレスになっても仕方ない行為ですね。
この「まかないご飯」を紹介する文章を書きながら、
ASEANでのCMの撮影現場の食事に対する姿勢は今の生き方を考えさせる、
いい経験だったと思い直しました。

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