マガジンのカバー画像

思い入れのある曲シリーズ

53
曲ごとに絞った解説的なもの。 良い意味でも悪い意味でも思い入れのある曲について語ります。 1ヶ月出来るだけ毎日投稿を目指す。 →31日毎日投稿終了。以降は不定期で更新。
運営しているクリエイター

2022年9月の記事一覧

『スノウ』シド(思い入れのある曲シリーズ)

今日はシドのこの曲。

シドはいわゆるビジュアル系に括られるバンドなんだけれども、その中でも演奏がスタジオミュージシャンっぽいというか、物凄く綺麗にまとまっているバンドという印象がある。

特にギターのShinjiさんとドラムのゆうやさんにその要素を強く感じて、ベースの明希さんはそれに比べるともう少し主張が強い印象だ。

しかもそれは最近になってそう感じ始めたわけではなく、初めて通して聴いたアルバ

もっとみる

『プリズムサイン』eufonius(思い入れのある曲シリーズ)

今日はeufonius。

少し久しぶりにアニソン界隈の楽曲を取り上げる気がする。

アニソン界隈の楽曲は、特に2000年台の後半から2010年台の前半にかけて転調を多用する楽曲が爆発的に増えていったような印象があり、その中でもeufoniusの菊地さんは多彩な転調を使用した楽曲を多数生み出していた。

この人は諸問題で炎上したこともあるが、産み出した曲が素晴らしいことには変わりはないと思う。

もっとみる

『プラネタリウム』Plastic Tree(思い入れのある曲シリーズ)

今日は大好きなバンド、Plastic Treeを取り上げたい。

Plastic Treeは本当に思い入れの強いバンドで取り上げたい曲が無数にある。
今回はその中でも『プラネタリウム』を選んだ。

この曲はPlastic Tree9枚目のシングルで、ここまでのシングル曲の中では『本当の嘘』に並ぶくらい直球な曲だと思う。

ただよくよく聴いていると、ロマンティックな歌かと思いきや、歌詞の内容は「おや

もっとみる

『蒼の世界』レミオロメン(思い入れのある曲シリーズ)

今日はレミオロメンを取り上げたい。

昨日のTRICERATOPSに引き続き、スリーピースバンドであるレミオロメン。

自分自身そこまでコアなファンではなかったので知識はあまりないのだが、周囲のよりコアなファンの反応を見ていると、初期の楽曲が好きなファンは後期になるにつれてどんどん離れていったような印象がある。

小林武史さんがプロデュースにつき、次第にその影響がアレンジに色濃く出るようになってい

もっとみる

『if』TRICERATOPS (思い入れのある曲シリーズ)

今日はTRICERATOPSを取り上げたい。

TRICERATOPSというとどんなイメージがあるだろうか?

やっぱりいちばん大きいのは「踊れるロック」のイメージだと思う。

それに加えて、個人的にはコーラスワークの美しさを推しておきたい。

TRICERATOPSはスリーピースで、音源でもこの3人以外の音はあまり入っていないが、ライブだと完全に3人のギター、ベース、ドラムしか伴奏がない状態にな

もっとみる

『Feelin' the sky』Laputa(思い入れのある曲シリーズ)

今日は名古屋系と称されることも多いバンド、Laputaを取り上げたい。

筆者がLaputaと出会ったのはアニメ金田一少年の事件簿がきっかけである。

1990年台後半、このアニメのオープニングテーマに起用されていたのがLaputaの『meet again』という楽曲であった。

それにしてもこのアニメはPlastic Tree、CASCADE、Penicillinといい、この界隈のアーティストを

もっとみる

『Cynical』Extreme(思い入れのある曲シリーズ)

今日は初の洋楽、Extremeを取り上げたい。

Extremeを初めて聴いたのは大学生になった頃で、当時はゴリゴリのヘビーメタルに没頭していたこともあり、あまり良さがわかっていなかった。

ヘビーなのか軽快なのかよくわからないバンドだなあという印象を覚えたような気がする。

Extremeと言えばファンクとメタルの融合という文脈で語られることが多く、特に初期の楽曲、2ndアルバムの『Pornog

もっとみる

『何らの苦しみにもあわずして、何人をも幸福とは『呼』ぶなかれ。』te'(思い入れのある曲シリーズ)

ポストロックという言葉を聴いてどんな音楽を連想するだろうか。

2000年代後半にポストロックを謳ったバンドが多数現れていた中で、私が一番に連想するのはte'というバンドだ。

ポストロックの定義は当時から非常に曖昧で(音楽ジャンルの定義なんて大体がそんなものだけど)、「こういう音楽!」というように説明するのは難しいが、「te′、toe、LITEみたいな音楽だよ!」と説明したら何となくわかってもら

もっとみる

『FUTURE STAR』茅原実里(思い入れのある曲シリーズ)

始まりの二曲でアニソンを取り上げたこともあり、今日もアニソン界隈のアーティストである茅原実里さんの『FUTURE STAR』という楽曲を取り上げたい。

この曲が収録されているアルバム『Parade』は茅原実里さんの作品の中でも随一の名盤だと思う。(他のアルバムを全て聴いたわけではないけど…)

こんなことを言うとディスっているように受け取られてしまうかもしれないけれど、茅原実里さんの歌声は守備範

もっとみる

『1/3の純情な感情』SIAM SHADE (思い入れのある曲シリーズ)

今日はSIAM SHADEの中でも最も有名な曲、『1/3の純情な感情』を取り上げたい。

この曲はるろうに剣心のタイアップになっていて、当時アニメは観ていたはずなのに、アニメの曲という印象は薄い。

この曲を聴いた時に脳裏によぎるのは緋村剣心ではなく、だだっ広い草原のような場所で演奏するSIAM SHADEの5人である。
あのPVを当時Mステで初めて観て、何だか男くさいバンドだなぁと思った記憶があ

もっとみる

『ケアレス』ClariS(思い入れのある曲シリーズ)

昨年noteを初めてみたものの、全く続かなかった。
元々本当に継続性がないので、そうなることの予想はついていたけども、あまりに早くフェードアウトしてしまっていた。

アルバムについて記事を書くのはどうしても時間が掛かってしまうので、今回から一曲単位やそれ以外の軽いテーマでも記事を書いて、出来るだけ一日一投稿を目指して行こうと思う。

今回はClariSというアーティストの『ケアレス』という曲を取り

もっとみる