『プリズムサイン』eufonius(思い入れのある曲シリーズ)

今日はeufonius。

少し久しぶりにアニソン界隈の楽曲を取り上げる気がする。

アニソン界隈の楽曲は、特に2000年台の後半から2010年台の前半にかけて転調を多用する楽曲が爆発的に増えていったような印象があり、その中でもeufoniusの菊地さんは多彩な転調を使用した楽曲を多数生み出していた。

この人は諸問題で炎上したこともあるが、産み出した曲が素晴らしいことには変わりはないと思う。

菊池さんが作った曲の中でも、特に思い出深い作品がこの『プリズムサイン』である。

筆者は上記の諸問題で菊池さんが炎上した後、恐らく最初に表舞台に復帰した場であろうeufoniusのライブに参戦した。

その日のライブでは冒頭にriyaさんと菊池さんの2人からの謝罪があり、そこからライブがスタートした。

冒頭『アレセイア』から始まり、本編の最後を飾ったのが『プリズムサイン』であった。

アンコールの最後が『リフレクティア』で、当然こちらも盛り上がっていたのだが、本編で一番の盛り上がりを見せていたのが間違いなく『プリズムサイン』であった。

周りを見た時に、結構な数のオーディエンスが歌を口ずさむ、もしくはガチで歌っていて、一様にみんなニコニコしていたのを覚えている。

転調を多用する楽曲はサッと口ずさむには難易度が高いことが多いが、この『プリズムサイン』はサビ前やサビの途中でも転調が入っているものの、それでも自然な流れで聴けてしまうような普遍性があり、マニアックさとポップさの双方を兼ね備えているように感じる。

ちなみにこの時のライブはeufoniusの2人にギター、ドラムの2人が加わった計4人の構成で、ベースやその他の音はレコーディングした音をそのまま流していた。

『プリズムサイン』のベースはクラムボンのミトさんが弾いており、とても美しいベースラインなので、その場で弾いた生の音として聴けなかったのは少し残念だった。

また驚きだったのは、ドラムが元SEX MACHINEGUNSのJOEさんだったということだ。

この日のライブのギターの方は、JOEさんがかつてやっていたDASEINというユニットでギターを弾いていた方だったので、その繋がりで起用されたのだろうか。

メタル感のない、同期に合わせた手堅いドラムを叩いていたのが不思議な感覚だった。

eufoniusは他にも名曲がたくさんあるが、個人的にこの『プリズムサイン』、『アトモス』、『リフレクティア』辺りはeufoniusならではな魅力も感じつつ、間口が広い曲調になっていると思うのでオススメです。

riyaさんの歌声や民族音楽的な造語コーラスは好みが分かれるところだと思うけど、ゲームのサントラなんかをよく聴いていた人には特にウケが良さそうな気がするので是非。

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