『Feelin' the sky』Laputa(思い入れのある曲シリーズ)

今日は名古屋系と称されることも多いバンド、Laputaを取り上げたい。

筆者がLaputaと出会ったのはアニメ金田一少年の事件簿がきっかけである。

1990年台後半、このアニメのオープニングテーマに起用されていたのがLaputaの『meet again』という楽曲であった。

それにしてもこのアニメはPlastic Tree、CASCADE、Penicillinといい、この界隈のアーティストを多数抜擢しているものだ。

『meet again』は上記のバンドの楽曲よりもアニメの内容との親和性が高く、緊迫感のある事件にとてもマッチしていたように思う。

Laputaと出会った時の印象は、
「めちゃくちゃ曲がいい!ボーカルの癖が強い!」といった感じだった。

後に実際の演奏を見ると、ボーカルのakiさんのビジュアル面での歌い方の癖も強く(とても良い意味で)、バンドの魅力によりのめり込んでいった。

Laputaというバンドは名古屋系の先輩とも言えるだろう黒夢の初期のような毒々しい楽曲も沢山ある一方で、『meet again』や『硝子の肖像』、今回取り上げる『Feelin' the sky』のように、メロディラインの美しい曲も枚挙にいとまがない。

個人的にメロディが最も魅力的に感じられるのがこの『Feelin' the sky』だ。
この曲は本当に最初から最後まで美メロと言ってもいいくらいにメロディアスな曲なのである。

出だしのメロ、Aメロ的な部分、転調するサビのいずれもメロディにフックがあり、一度聴いただけでも記憶に残る。

特にサビはAmキーからDmキーに転調していることもあり、劇的さが一入で、とくにDメジャーに着地するところはベースのフレーズも含めて素晴らしい。
所々で入ってくるギターの16分のフレーズも爽やかさを演出していて、まさに『Feelin' the sky』だなぁ…としみじみしてしまう。

ギターソロからラスサビに入る箇所は拍子が一瞬分からなくなるが、他の音がなくなったところにakiさんのボーカルだけが先に入ってくるのが意外な展開で、ハッとさせられる。

取り敢えず今日はこんなところで。

この曲はPVのakiさんの動きの表現力も含めて楽しんでもらいたい。

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