嫌いなものが多過ぎる①
私はよく“大人になりたくなかった”だとか、“生きづらい”などと口走るが、よくよく考えると子供の頃から生きづらさを感じており、過去現在、後にも先にも逃げ場があった試しがなかった。そんな事を思い出したのは、出先で見かけた小学校の校庭での運動会の練習風景だ。数秒間隔で教師が口に咥えた笛を鳴らし、その音に合わせて生徒が順番に駆け出し、その生徒達がグラウンドに大きな輪を作っていた。たまに教師が鋭い目付きで生徒に命令口調で大声を出していた。私は教師に対し「何様だコイツ。」と思った。この日