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嫌いなものが多過ぎる②
私の特に嫌いなもの、“雨天”。
“雨”ではなく、“雨天”である。雨天に付随する嫌な事象を挙げる。交通の混雑。電車の遅延の可能性が上がる。衣服が濡れる。傘やタオルなどの余計な荷物が増える。結局降らなければ準備が無駄になる。屋外のイベントが中止になる。気分が落ちる。気圧変化による体調不良。湿度によるジメジメとした不快感。水害。挙げても挙げてもキリがない。多過ぎる。私は大阪在住の為、飲み水は琵琶湖の水だろう。琵琶湖の上だけ降ってて欲しい。
ある朝、自転車通勤のところをバスに変更。帰りはバスがない為、雨が止んでいてもタクシー代がかさむだろう。雨ガッパは大嫌いなので使わない。これだけ嫌っているが故、雨天にはひどく悩まされている。これだけ多くのものが実体から解放され電子化している社会の中で、我々はいつ傘から解放されるのだろうかと心待ちにしている。雨天の苦しみから解放される為であれば早々に肉体を捨てて防水加工サイボーグになりたいくらいだ。
その日は一日通して機嫌を損ねていたように思う。数分電車が遅延し、遅刻は免れたが乗り換えの電車を一本見送りハラハラさせられた。暑くても寒くも構わない。明日は晴れ空を拝みたい。
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