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愛を正義とする風潮をやめて欲しい。

うちの母は途轍もないお節介である。こちらがいくらやめてほしいと懇願しても、善かれと思った事であれば続行し続ける様なお節介である。こうなると何を何度話しても改善がないので、逆に愛情をカケラも感じられなくなっている。私の意見や思いなど聞く気も無く、あの人はただ、あの人が母親として息子にしてやりたい事をただ押し付けてくるだけで、息子である私一個人への興味は一切無いのだとさえ思えてきた。私はこれに酷く傷つき、今も尚苦しみ続けている。

これを人に話しても、「親のありがたみがわかっていない!」だとか、「親を悪く言うもんじゃない!」などの声が出るのが大半である。そしてそれを受け、私はまた酷い孤独感に苛まれる。“誰も私の事などわかりやしないのだ。そもそも目の前にいるこの他人は私に何も関心がなく、私の話をよく話を聞いて理解するつもりすらないのだ。"と人を遠ざける。

愛していれば何をしても良いのか。やめて欲しいと真剣に話した事でさえ、愛という大義名分があれば続けて良いのか。愛があれば何をしても良いかの様な世間の風潮に嫌気がさしている。世間に蔓延る愛とやらにはあまりにもエゴが多過ぎる。付き合った途端に自分のものになったと勘違いし、彼氏にめちゃくちゃなわがままを言い始める女や、彼女に手を上げる彼氏がいる。世間がなんでもかんでも愛が故の行動なら全てを肯定し続けるから、世間でこんな男女が後を絶たないのだとさえ思う。

もうくだらないエゴまでひっくるめて愛と称するのをやめないか。そんなエゴは金に変えて、電波の向こう側にいるアイドルにでも受け止めてもらって消化すれば良い。直接人に向ける様なものではない。こんなに私の内面を傷だらけにしてくる様なものを愛と呼ぶのなら、私は愛とやらに唾を吐き続けよう。そして私から湧き出る愛とやらも全部呪って捨ててしまおう。私の愛が人を傷つけてまわる前に。

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