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文章力に悩んでいる人が今すぐ簡単に実践できること

昔から文字を書くことだけは夢中になれた。

私はベストセラー作家でも何でもないけど、おそらく文章を書くのが人よりもちょっぴり得意だった。


小学生の頃は何かと作文を書かされることが多かった。5年生のとき、書き終わった順に帰っていいわよ〜という先生の言葉に大喜びして皆が颯爽と帰っていく中、私は眉間にシワを寄せて作文用紙と睨み合っていた。

“最初の一行”がどうも気に食わなかったのだ。


結局完成したのは皆が帰ってから2時間後だった。


「りこちゃん、そろそろ帰ろうか・・・。」


しびれを切らした担任の女性教師が私の作文をちらりと覗き見たとき、彼女は驚き、私を沢山褒めてくれた。後日、作文は学級通信に掲載された。


中学生の時は夏休みが終わる直前に慌てて書いた読書感想文が入賞した。確か吉田修一さんの書籍について書いたと思う。

朝の集会で初めて校長先生が演説している舞台に立ち、表彰された。舞台慣れしていない私はおろおろとロボットのように左手、右手を挙げ、賞状を受け取り、そそくさとお辞儀をした。

その後景品としてピーターラビットの可愛らしい絵柄の図書カードをゲットした。


それから、高校、大学へと時が進み、相変わらず文字を書くことだけは好きで、時には文字に救われてきた。

特にアメリカに留学していた時は授業が難しくていい成績を取るのが難しかったけど、エッセイの評価だけは高かった。

80歳くらいのしわしわのおじいちゃん教授は

あんた授業中全然発言しないけどエッセイだけはなかなかいいの出してくるね....。

とため息混じりに呟いていた。


今辞めたら次に転職するのは難しいよ。


半年後に辞めることになった会社の上司に言われた一言にビクビクしながらも、自分の経験をどの角度から、どんな表現で語るとより魅力的になるかを計算して書いたエントリーシート。

ウェブで送った後、あっという間にいくつか面接が決まった。(結局カナダに来ることになったけど....。)


その他にも9ヶ月前に始めたnoteのフォロワーが4000人を超えて(ありがとうございます嬉)、記事を発信することによって、どこかの誰かの人生をちょっぴり前に動かすきっかけになれた。

読書が大好きな私にとって、自分が書いたものが誰かの役に立つ経験はこの上なく幸せなことだった。



このように、文字を書くことを通して喜んだり、喜ばせられたりした経験がじわじわと蓄積したことから、これは自分の特技として認識してもいいのではないか.....?と思うようになった。


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時代はデジタル。いつしかYouTubeで情報収集をすることが増えた。

5Gが普及すると動画の需要がさらに高まり、文字はオワコンなんていう声もある。

それでもTwitterやnoteのような、文字ベースの世界で発信を楽しんでいる人は多いし、媒体は紙からオンラインに変化したりしているけど、文字自体が死ぬことは永遠にないと私は思っている。

そこで今回は、何かを発信したいときに誰かの心に響く文章、この人おもしろいなと感じてもらえる文章ってどうやったら出来上がるのか?

そんな質問に対する答えを、コロナウイルスで自粛中の今、改めてゆっくりと考えてみたのでここに綴ろうと思う。


文章力欲しいけどイマイチ何していいか分からないな.....


って悩んでいる人のために、具体的に『何をすればいいか』まとめてみたよ。

最初にとても大事な『今すぐ出来る基本的なこと2つ』について語っていて、最後に文章をさらに魅力的にするために『これから出来ること2つ』について語ってみた。


あなたオリジナルの、誰かがパッと振り返りたくなるような文が出来上がることを祈って。


それでは、レッツゴー!


今すぐにできることは.....

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