相手の背景を想像してみると、優しくなれたりする
人のいいところを見よう、見ようとしているけど
それでも誰かと接しているとき
欠点がどうしても目に付いてしまうときがある。
例えば
言動がちょっと攻撃的だったり
いじわるだったり
出てくる言葉の100%が悪口だったり。
そんな人とは物理的な距離を置くのが1番の解決策だなと思ってきたし
今もそれがベストだとは思っているけど、
ただその人たちに対して
うらめしい感情を抱く瞬間って
結構しんどかったりする。
以前、ドラマか何かで
人の頬を打ったとき
同時に自分の手もダメージを受けた
みたいなシーンを見たことがあるんだけど
言葉や感情も同じで
他人に対して
うらめしい感情を抱いたり
心の中で負の言葉を呟くと
同時に、自分自身のことがちょっと嫌になったり
受け入れられなくなったりするんじゃないかなって思った。
だったら
他人の欠点が目についてしまうとき
どういう捉え方をしたら、うらめしく思わないで済むかな?って考えてみたのだけど
今のところ
相手の背景を想像してみると、優しくなれる!
例えば
この人はどうしていじわるなんだろうって
いったん冷静に考えてみる。
そしたら
日々の不快や不満が溜まっていて攻撃的になってしまうのかな、とか
今まで誰に何を言われて、どんな生き方をしてきたんだろう、とか
色々想像を巡らせるようになる。
みんな赤ちゃんの時点ではまっさらな状態で
そこから
関わってきた人や
育ってきた環境や
浴びてきた言葉によって
自分という人間が形成されていく。
だからその人がいじわるになっているのは
もともと持っている性格というのもあるけれど
外部との触れ合いをしてきた結果でもあるから
その人だって、そうなりたくてなった訳じゃないというのもある。
そんな感じで、相手の背景を想像してみると
ムカツク!みたいな感情は大きく減る気がする。
相田みつをさんの『人間だもの』は
魔法のような言葉で、
私たち人間は
完璧な存在ではなくて、至らない部分もあって当然なんだよー!
っていうことを思い出させてくれる。
相手も自分も、色んな背景がある。
色んな感情や状況を抱えて生きている。
完璧なんかは、存在しない。
って考えてみると
他人にも、自分にも、優しくなれる気がする。
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