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2分で読める子育てエッセイ 息子の行動編

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2024年8月の記事一覧

2分で読める子育てエッセイ№913『それどうなん?』

小4の息子のこの夏一番の「それどうなん?」のセリフ。

夏休み明け、宿題がなんと「早寝早起き」。
夏休みの最終日、宿題を遅くまでやっていて寝不足な生徒が多いと見越した先生のご配慮。早寝早起きという、実質宿題ナシの日がなんと連続2日出された。
今週はタダでさえ、給食を食べたらすぐに帰ってくるというのに、宿題が無い状態。もう好き放題!

すると、さっきまでゲームをしてたはずの息子が、いつの間にかぐっす

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2分で読める子育てエッセイ№911『それが宿題なの?』

2分で読める子育てエッセイ№911『それが宿題なの?』

小4の息子がちょっぴり短めの夏休みを終え、たくさんの宿題を抱えて登校の準備。
「8月いっぱい、夏休みだったらいいのに~」
と頬を膨らませる息子。気持ちは分かる。

「行ってきます」
と、眠そうな顔で登校した3時間半後、息子は拍子抜けするほどすぐに帰宅した。
「暑かった~!」

朝とはうって変わっていい顔した息子。ご機嫌でワタクシにクイズを出した。
「お母さん、今日の宿題はなーんだ! 分かる?」

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2分で読める子育てエッセイ№909『まいまいまま(mymymama)は小4の息子より賢いの?』

2分で読める子育てエッセイ№909『まいまいまま(mymymama)は小4の息子より賢いの?』

小4の息子、ついに夏休み最後の日の朝がやってきた。この日は、子供たちにはスケジュールは入れず、とにかく家にいることに決めている。

息子によると朝イチの状況は
「あとね~、自主勉強ノートが16ページと自由研究の結果のまとめと・・・なんだったかな」
と、ふわっとした情報のみ。まだまだドンドン出てきそう。
「おうっ・・・。今日は夜中になるな」
と、ワタクシ覚悟した。

すると、3時のおやつの時間が過ぎ

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2分で読める子育てエッセイ№908『適当スキル』

2分で読める子育てエッセイ№908『適当スキル』

夏休みのある日、小4の息子と夏休みの宿題・一行日記で書けていない日を埋めていくことに。
「お母さん、14日って何やったかな? 17日は?20日は?」
と続けざまに聞かれ戸惑った。
「分かんない」
昨日の晩御飯、何を食べたかもアヤシイのに覚えているわけがない。

そこで、思い出すヒントを息子にいくつか伝授した。
「カレンダーや手帳、メール、レシートをみると何かを思い出すかも」
2人がかりで、いろいろ

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2分で読める子育てエッセイ№907『たしか同一人物』

2分で読める子育てエッセイ№907『たしか同一人物』

ある日、ダンナがスマホにスゴイ勢いでタップしていた。
「もしやゲーム?」
と聞いたら、ダンナが首を横に振る。
「ちがーう。健康管理」

スマホの画面をしっかりみると、どうやらそれは「服薬記録」。
朝昼晩、きちんと飲めているか、という記録だった。

「なーんだ」
ゲームでないと言われた時点でワタクシ、しょっちゅう怪我をするダンナが、突き指にならない特訓でもしていたのかと勘違いしてしまった。

それに

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2分で読める子育てエッセイ№906『安心しきった、たった17秒後』

2分で読める子育てエッセイ№906『安心しきった、たった17秒後』

夏休みのある日、3時のおやつの時間になったころ、小4の息子が家でゲームをしながらこう言い出した。
「お母さん、のど乾いたね。なんか飲みた~い!」

ちょうど息子の好きな炭酸ジュースをいろいろ買ってきたばかり。息子にこう声をかけた。
「いつものところにあるから、好きなの選んできたら?」
するとしばらくして
「ゴトッ!」
息子がいる方から鈍~い音が聞こえてきた。
「もしや・・・」
想像した通り息子は、

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2分で読める子育てエッセイ№904『イチから覚えなおした方がいい、赤面レベル』

2分で読める子育てエッセイ№904『イチから覚えなおした方がいい、赤面レベル』

小4の息子の夏休みドリル。
今年は一緒にやってみる気になった。

「この字の部首は何? 部首を書いて」という問題の中に「畑」があったので特に考えもなく
「火」
と書き込んだワタクシ。

ところが、思いっきり×を食らった。学校から配られたドリルの答えにはしっかりと「田」と書かれており「火じゃないよ~!」と念押しまでされる始末。

いやいや大昔、小学生の時に出た部首の問題、そこまでひねくれた問題には出

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2分で読める子育てエッセイ№902『バレないように聞く方法って何かある?』

2分で読める子育てエッセイ№902『バレないように聞く方法って何かある?』

夏休みも後半に入ったある日、小4の息子の宿題の進捗状況が気になり、焦る母のワタクシ。
「今日の宿題やった?」
と聞いても、
「今10時半だから、11時からする」
などと、のらりくらり作戦でかわされる。

ワタクシも、いつもフラットな心を心掛けてはいるものの、
「もう、夏休みも半分過ぎたけど、宿題どのくらい残ってる?」
ときどきしつこく食い下がり、お互いに気分を悪くする。

そこで、AIアシスタント

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2分で読める子育てエッセイ№901『す・が行ったり来たり』

2分で読める子育てエッセイ№901『す・が行ったり来たり』

小4の息子と「しりとり」。
「スライス!」「鈴」「スミス」
と息子が言い始めたあたりから
「す・が行ったり来たりしとるな~。もしや母の語彙力を試しておるな」
と気づいたワタクシ。よっしゃ受けて立つ。

この際「赤色のくつ」などとという「の」を挟んではならないとか「色違いの靴が続いてはならない」などと言ってはいられない。とにかく「す」ではじまり「す」で終わる言葉をできるだけ相手に送り込むことに全力集

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2分で読める子育てエッセイ№900『替え玉1丁!』

2分で読める子育てエッセイ№900『替え玉1丁!』

小4の息子に、空前の替え玉ブームがやって来た。

それはちょっと前、ラーメン屋に行ったときのこと。
「替え玉1つ」
とダンナが言ったのが、たぶんキッカケ。
店員さんが持ってきてくれたオンリー麺が、ダンナの食べ終わった器にスルリと入った。

え? そんなのアリ?

そんな顔をしてその不思議なシステムを見守っていた息子にダンナがこう説明した。
「麺だけお代わりできるんだよ」
それ以降、息子は家でも

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