極めてシンプルな特別になる方法

特別になる方法。

私たちは誰もが特別な人間になりたいと思うのではないだろうか。少なくとも、私は特別な人間になりたいと思っている。子供たちが大きな声で駄々をこねたり、僕はこんなにすごいんだよと得意げな表情をするのも、その現れであろう。子供の頃は自慢すれば、周りの大人たちが温かい目で見守ってくれる。「スゴイね」と褒めてくれる。子供たちはいつでも大人たちの注目の的である。しかし、大人になるにつれて、周りとの関係性も認識できるようになり、子供の頃に感じていた満足感は影を潜めていく。少年期になると、簡単に自己アピールしたい人間は髪の色を染めたり、派手な格好をしたりと外見を変えて、自分は特別な存在として見せようとするのである。しかし、それは極めて表面的なこと。時間が経てば、メッキが剥がれて、本性が現れる。そして、その本性が空っぽならば、そっぽを向かれてしまうのがオチである。

周りを見渡すと、同じようなことをやっている人々は山ほどいる。街を歩いていると人波に飲み込まれ、同一化してしまいそうだ。その人波に飲み込まれてしまうとかつて神童と呼ばれた子供たちでさえ、人並みの人間に落ち着いてしまうのである。人波に飲み飲まれず、その他大勢から抜け出し特別な存在になっていく。それを人生の一つの目標にすることもできる。そして、承認欲求を充分に満たしてくれるだけのパワーがある。

私は暇があれば、書きためているメモノートを繰り返し眺めている。そこに、こんな一節を発見した。

『多くの人は、だいたい1年ほど結果が出ないと、そこで諦めてしまいます。2年頑張れる人もかなり少ない。3年、自分を信じて、努力し続けることができる人はほとんどいません。3年続けるだけで、その他大勢から抜け出せる。3年続けるだけで、勝てる。大爆発するのは、5年目くらいです。』

株式会社コルク代表の佐渡島さんの本から引用した言葉だ。

今では世の中に当たり前のように名前が広がっている「宇宙兄弟」。しかし、売り出し当時、2年間は世間の反応はなかったそうです。3年目になってようやく、チラホラ反応があり、5年目で爆発的に売れたそうです。

以上のことから、特別な人間になるためのやることはとても単純であることが分かる。信じて継続する“だけ”である。しかも、3年続ける“だけ”で、その他大勢から抜け出せるのです。それほどシンプルなのです。それでも続けられる人が少ないからこそ、続けられる人には価値があるのでしょう。

続けるための武器として、自分専用のメモノートに好きな言葉を書きためておく。それを、いつも手元に置いておくこと。そして、何度も読み返すこと。これは高い効果を発揮するので、おススメです。

“今やっていることを何年続けますか？”
“その年数をやり続ける価値を感じますか？”

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今日も前進した一日になりますように。

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