😱【人はなぜ怠けるのか③】モチベ管理のための超実践‼️『追い込まれ状況』構築

🔴はじめに　

（前回までのシリーズをお読みの方は、次の🔴まで飛ばしてください。）
前回までの記事リンク

皆さん、こんな悩みはありますか？

• 資格を取ろうと持ったけど、すぐに辞めてしまった
• 早起きができない
• youtubeや本で刺激を受けた！だが、3日後にはもう辞めている・・・

ですよね。ありますよね。わかりみが深い。
面白いことに、この現象には”Procrastination”という正式な英名がついており、心理学研究の対象にもなっているようです。（私が受験したセンター試験の英語長文は、まさしくこのProcrastination（怠け、先送り）が話題となっていたのを記憶しています。）

本記事では、学習意欲ゼロの高校生と向き合った筆者の経験を分析し、【人が行動しないメカニズム】を明らかにします。そして、【直ぐに諦めない】、【チャレンジを続ける】ためのノウハウを公開します。ノウハウだけじゃなくて、「なぜそれが有効なのかという人間心理の動きを踏まえておくことで、【どんな場面にも応用できる】からです。

ノウハウを実行してみて、有効だと思われた場合には、このメカニズムを踏まえて是非とも自分のチームやパートナーとの間にもさまざまな仕組みを構築・改善していくことができると思います。

最後まで読んでいただき、もし有用だと思われた方は、「フォロー」と「スキ」を是非お願い致します。

⭐️本記事・本シリーズの目指す場所
・「怠慢」を特徴とする思春期高校生の事例を題材として、【人が行動しないメカニズム】を新しい切り口で説明

・行動を定着させるためにノーコストで直ぐに取り組める○つのノウハウの提供

・自分や周囲の人を行動に駆り立てるノウハウを導き出す【考え方】を紹介

🔴レビュー

⭐️前々回記事（リンクはこちら）
教育困難校生徒の学習への取り組みのじつじょうから、3つの仮説を立てた。

【要約】
仮説①人は、追い込まれなければ動かない。
仮説②いわゆる優等生は、【追い込まれ感受性】が高い。
仮説③「追い込まれた状態」を当たり前にすれば、怠け者も行動に向かうのではないか？

⭐️前回記事（リンクはこちら）
前回の記事では、【仮説③「追い込まれた状態」を当たり前にすれば、怠け者も行動に向かうのではないか？】をもとに行った実践とその実績について紹介した。

【要約】
・仮説③をもとに、教室に『追い込まれ状況』を作った。
・「励まし」「命令」などの『言葉がけ』の効果は虚しい。
・『追い込まれ状況』という『仕組みづくり』の効果はめざましかった。
・結果、音読/ペア活動や問題演習への自発的な取り組みが圧倒的に増えた
・この仕組みづくりが賞罰教育にならないように、【義務に初め、自発に収束する】という正の循環システムを作る必要がある。

⭐️今回の趣旨
今回は、前回までの『追い込まれ状況』を『仕組み』として定着するというノウハウを【自分のため】に落とし込んできます。

週間が続かない･･･ / サボってしまう･･･ / 勉強を頑張りたい

そんな人は、今回の記事を参考に、自分なりの『正しい追い込まれシステム』を作ってみてください。

では、よろしくお願いします。

🔴私の『追い込まれシステム』作りの事例

わたしは、次の3つの仕組みを作って、『追い込まれ状況』を作っています。

❶朝起き管理シート
❷パブリックコミットメント
❸【箱】作り　ー『習慣ログ』と『我慢貯金』

🔴 『追い込まれシステム』 ①朝起き管理シート

私は、友人数名と朝起き管理シートをつくっている。仕組みはシンプル。

・各自の目標設定時間を宣言する。
・起きたらLINEグループで報告。
・起きれなかったら表に「❌」
・月の終わりに参加者で食事会or賞金山分け
・❌の比率に応じて、支払額がかわる。
・「夜遅くまでの予定」や「ちょっと一息」で早起きをやめる日は、事前申告をすれば❌がつかない。

この仕組みを用いることで、こんなことを考えるようになる。🟢

❶「金銭的な損害をこうむりたくない。」
❷「頑張ったら人のお金で飯が食える！（笑）」
❸「継続できない自分を見せたくない」
❹「結果が積み上がるので、嬉しい」

特に❶と❸に関しては、『追い込まれ状況』となり、自然と行動を実践することができる。また、「事前申告による免除」を可能としているため、ハードルが低く、続けやすい。

🔴『追い込まれシステム』②パブリックコミットメント

定期的に目標を他人に公言する。これはパブリックコミットメントと言われ、【他人に監視してもらうこと】や【目標基準と締切】に関して自分自身が自ずと【説明責任】を負うという形で『追い込む』やり方だ。

私の場合、次のようなことを友人に『監視してもらって』いる。

・翌月までにnoteに8記事をあげる
・2月中に資格の勉強を完了させる
・来週までにSNSの運用について学び、報告する
・2週間に1回、英作文を提出し、添削をしてもらう（👉これは友人の目標を監視している側です）

ここでは詳細は見せられないが、他人に宣言した項目については、スプレッドシートで管理して、【達成基準】と【報告日】を明確にしている。

💡『自分との約束』ほど、信用できないものはない。

『他人との約束』を破ると、社会的な信用失墜になる。恥をかく。相手に失礼。

そういう感情が行動を厳しく管理してくれると思う。

🔴 『追い込まれシステム』 ③【箱】作り

これは、最近かなり熱い、というかシンプルだけど効果絶大を実感しているもの。

用意するものは、"Google Spreadsheet"
（Excelでも良いが、手軽に使えるのはspread sheet）


【箱】というのは、目標行動をどの程度、どの基準でクリアしたかをチェックする【余白】のこと。写真をご覧いただきたい。

⭐️習慣化ログ

毎日の日記の横に様々な習慣化したい行動をチェックする【空白】を作っている。この空白があることで、こんなことを考えるようになる。🟢

❶そういえば、〇〇について記録するんだったわ。【〜し忘れるの防止】
❷空白に、何か入れなきゃ【空白回避の心理】
❸昨日も一昨日も書いているのに、今日だけ書かないのは、気持ち悪い【実績を中断させたくない心理】

要注意なのは、【できたら、記録する】と言う間違った発想。そのままだと絶対にできない。だから記録しない。そうではなくて、

💡最初に記録するための「空白」を作ってしまうことが大事

ちなみに、赤色で塗りつぶしているところは、少し新しい挑戦を考えていること。今は内緒にしておく。

体重については、ずっと測定し忘れている・・・
（服を着た後に、体重測定を思い出して、脱ぐのがめんどくさくなって、ついつい測定し忘れる・・・服を着る前に自動的に体重を測るようになる仕組みづくりをしなければ・・・）

⭐️我慢貯金
また、こんなこともしている。

「ちょっとお腹すいた」
「これくらい買ってもいいか・・・」
「もういっぱいコーヒー買おう」

そんなときに、このシートに記録する。「内容」「金額」「我慢によって得るもの」「我慢しなかったら、失っていたもの」を書いていく。

もちろん、書いたら我慢する。

これの効果、本当にすごい。

100円のバーガーをやめただけで、健康とお金が手に入る。また、血糖値上昇による集中力の低下を防ぐことができる。この我慢貯金、貯めていったらどうなるか、ニヤニヤが止まらない。今月の私は、1550円に加えて、かなりの健康と集中力を手に入れている。


この【箱】＝【記録を放り込む枠組み】をあらかじめ作るというのが大事なのだ。別に頭の中で「内容」「金額」「我慢によって得るもの」「我慢しなかったら、失っていたもの」を考えることもできる。でも、一度【箱】を作ってしまうことで、『ちゃんと記録』する。つまり節約や、利益や損害を『本気で考える』、ざっくりいえば、『ガチで意識する』ようになる。

💡『あらかじめ』箱を作るメリット
・到達点を明確にできる
・「記録しなきゃ」という義務感を利用できる
・行動の結果が『落ち着く場所』があることになるので、「ちゃんと意識」して、行動を行うようになる

本当に効果絶大なのでやってみてほしい。
もう一度言うが、今月の私は、1550円に加えて、かなりの健康と集中力を手に入れている。
健康と集中力は、お金に換算すると相当高い。
だから、主観的な計算だが、バーガーとコーヒーを我慢したことで、私は今月10000円以上の価値を手に入れたということだ（笑）

アホくさいと思わない人だけ、挑戦してみてほしい（笑）

🔴まとめ

さて、以上のようにいくつかの『追い込み』のための状況づくりの例を紹介した。

❶朝起き管理シート
❷パブリックコミットメント
❸【箱】作り　ー『習慣ログ』と『我慢貯金』

このように、自分自身を行動に向かわせるための『状況』を作っていくことが大事だ。最後にこの『状況づくり』の背後にある哲学を紹介したいと思うが、長くなりそうなので次回に回したい。

実は、以上の3つのシステム作りも、いろんな細かい点に配慮して作ってある。
・目標設計
・表の作り方
・データの保管場所
この辺りの工夫やその哲学について、次回の記事で書いていきたい。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てたら幸いです😼
最後までお読みいただきありがとうございました‼️