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お腹に「光の玉」が入った話 | 第2話 マトリックスの世界

前回の投稿では、とある神宮を訪れた際に、目の前に突然パラレルワールドが展開したことをお話させて頂きました。

僕の人生に不思議なパラレルワールドが介入するようになったは、20代前半の頃の体験がきっかけとなっているのですが、それについてはまた別の機会にお話させて頂きます。

一口にパラレルワールドと言っても、僕が体験して来たものは様々なタイプがあるのですが、今回の体験はこうです。

前回のお話の通り、僕と妻は神宮の境内にあるベンチで一時間程談笑していました。

すると僕の目の前で、「一羽の鳥」が「とある木A」から「とある木B」へ向かって飛んだのです。

そして5秒程経つと、また「一羽の鳥」が「とある木A」から「とある木B」へ向かって飛びました。そしてまた5秒程経つと、また「一羽の鳥」が「とある木A」から「とある木B」へ飛んだのです。

何のことはない光景のようですが、3回程繰り返した所で、僕はハッキリと違和感に気が付きました。

それは、似た様な鳥がたまたま同じような軌道で飛んでいたのではなく、全く同じ個体の鳥が、全く同じ軌道とスピードで、全く同じ地点へと「寸分違わぬ様子」で飛んでいたのです。

それを一羽の鳥で実現するとなると、
鳥はAからBへ飛んだ後、BからAへ一度戻る必要があります。

しかし鳥は、AからBへ飛び、Bで消えて、5秒後に再びAからBへ飛んでいました。

なんとそれが5秒おきに、10回程繰り返されたのです。
完全な「デジャヴ」を、5秒おきに10回見たとも言えます。

それはまるで誰かが、ビデオの「巻き戻し・再生」を繰り返して僕に見せている様でした。

映画「マトリックス」に、同じ様なシーンがあります。

ある時主人公ネオの目の前を「一匹の黒猫」が通り過ぎるのですが、ネオが一度目を逸らしてから再び先程の場所へ目をやると、先程ネオの前を通り過ぎた黒猫と全く同じ黒猫が、「寸分違わぬ動作」で、また目の前を通り過ぎていきます。そこでネオが「デジャヴー」と呟くシーンです。

映画「マトリックス」は、自分たちが生きている「現実の世界」が「コンピュータによって作られた虚構の世界」であると知ったネオが、「偽りの世界」から人類を解放する為に戦う物語ですが、劇中に登場する「デジャヴ」のシーンは、コンピュータが「マトリックス」を再構築した際に生じる「バグ」のようなものであり、仮想世界「マトリックス」に異変が起きていることを示すサインとして描かれました。


僕が実際に体験した「異常なデジャヴ」と、映画「マトリックス」で描かれた「デジャヴ」が、何か関連があるかは分かりませんが、目の前に展開されている現実・光景に対して、「バグっている」という「違和感」を感じたのは共通している様に思います。

僕は、通常の生活をしている時の物理現実とは異なる物理現実が目の前で展開された時に、「パラレルワールド」に入ったなと感じます。(自分独自の感覚・解釈です)

過去には、地球とは異なる景色の世界へ飛ばされてしまったこともありますが、この時は、鳥のみが異様で、他の景色などは通常の世界と変わりませんでした。

「またパラレルワールドに入ってしまった。」

そう思っていると、

「今、このタイミングで参拝をしなさい」

という、謎の声の様な直感が全身を包んだのです。


つづく

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