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わたしと霊性|第5話 未知との遭遇

みなさんは眠った時に「夢」を見られるでしょうか?

僕は毎回熟睡しているのかほとんど夢を見ることがありませんが、それでも年に3回くらいは夢を見ます。

しかしそこで見る夢は、なぜか自分が「宇宙船」の中にいる夢であることが多いです。

小学生のある時期までは普通に夢を見ていた様な気がするのですが、「ある時に見た夢」を境にして、とんと夢を見る機会が無くなりました。

今回はその時に見た夢の話をお話させて頂きます。


これは僕が小学生の時に見た「夢」の話です。


舞台は、僕の実家に隣接した実在する小さな公園。

真夜中に、小学生の僕がそこにいて「何か」が来るのを知っていて木陰に潜んでいる。

そしてその何かは、上空からゆっくりとやって来た。

公園の丁度真上から、眩い光を放った大きな楕円形の飛行物体が、今まさに公園に着陸しようとしている。

飛行物体が地面に近付くにつれて、園内にはまるでヘリコプターの発着の時の様な爆風が吹き荒れている。それは公園を取り囲んでいた木々をなぎ倒そうとする勢いで、僕はその光景を木陰に隠れながら冷静に覗き見ている。

見るからに「UFO(未確認飛行物体)」と思われるその機体が特異な質感をしていた事は、今でもはっきりと覚えている。

機体全体が優しい乳白色で、まるで「すりガラス」の様な、光沢のないマットな雰囲気。それでいて、素材の内側から、柔らかさや温もり、優しさが伝わってくるような不思議な材質をしていた。地球にある素材で例えるなら、宝石の「オパール」を、マットな質感にしたら近いかもしれない。

機体の上部には、円形の窓の様なものが等間隔に配置されていて、それがピンク、イエロー、ブルー、グリーンの優しいパステル調の色味でグラデーションをしながら、ゆっくりと美しく点滅しながら発光していた。

その美しさに見惚れていると、機体下部にある出入り口の様な所が開いて、中から機体と同じ素材で出来たスロープの様なものが地面に向かって伸びてきた。

スロープが完全に伸びきると、これまた機体と同じ素材で出来た「バイク」のような乗り物に乗った「光っている人(乳白色の優しい光を纏った人)」が「3人」現れた。そして、隠れ見ていた僕の方に気が付いて、ニッコリと微笑んだかと思うと、あっという間に公園を出て、そのままバイクで公道を走ってどこかへ行ってしまった。

その出来事は、時間にすると一瞬だったはずなのだが、なぜかスローモーションの出来事の様に鮮明に脳に記憶されている。そして、あれから約30年程経った今でも、はっきりとその様子を覚えている。

ちなみに、謎の飛行物体から降りてきた三人は、二人が男性で、一人が女性の様であった。

三人とも金髪の長髪で、中性的な美しい顔立ちの白人の様な雰囲気。そして、全身タイツのようにピッタリとした「戦隊ヒーローが着るような白いスーツ」を着ていたのがとても印象的だった。

当時小学生だった僕が思い描ける「異星人のイメージ」といえば、頭が大きくて目が大きい通称「グレイ」と呼ばれるタイプぐらいなのではないかと思うのですが、実際に(夢の中で)僕の目の前に現れた異星人は、グレイとは対極にあるような、とても美しい人の姿だった。


夢の内容は以上で、当時は単純に「現実みたいにすごくリアルな夢だったなぁ」とか、「不思議な夢だったなぁ」ぐらいにしか思っていませんでした。

しかし、それから約20年後。

あの「夢の記憶」は、もしかしたら夢ではなかったのではないかと思わされる出来事が、現実の自分の身に降り掛かって来ることになります。

その出来事を綴るのはもうちょっと先の話になりますが、その内容をみなさんにお伝えすることこそが、神宮の神職さんがおっしゃった「僕のお役目」の一つなのではないかと思っています。


つづく

たま / さよなら人類


◆「わたしと霊性」第1話はこちらから


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