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本の感想

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2023年12月の記事一覧

感想 まっすぐ考える ダリウス・フォル― 今、この瞬間は、これから新しいことがは…

考え事のほとんどは無駄である。 でも、人は考えることを辞められない。 だから、コントロール…

武藤吐夢
4か月前
30

感想 一線の湖  砥上裕將「線は僕を描く」の続編です。この作品が必要なのかは疑問…

とのことです。 本作は、「線は僕を描く」の続編になります。「線は僕を描く」の魅力は、水墨…

武藤吐夢
4か月前
23

感想 走ることについて語るときに僕の語ること  村上 春樹 マラソンの話し。いつ小…

村上春樹は走る。 マラソンが日課だ。 年に一回はフルマラソンに参加している。 毎日、訓練を…

武藤吐夢
4か月前
50

感想 三河雑兵心得12小田原仁義  井原 忠政 北条攻めのスタンスが家康と秀吉では違…

合戦での茂兵衛の活躍が魅力なのですが、今回も政治的 北条氏滅亡までを描いているのです。 …

武藤吐夢
4か月前
22

感想 三河雑兵心得百人組頭仁義 井原 忠政 真田嫌いの本多忠勝の娘と、真田の長男が…

今回は、真田との和平を家康が考え、真田の長男と真田嫌いの本多忠勝の娘を婚姻させることにし…

武藤吐夢
4か月前
24

感想 三河雑兵心得馬廻役仁義 あの窮地から助かり、真田の人質になり、そこから脱出…

本書シリーズの魅力は、戦さの臨場感。 今回は、それがない。 だから、小休止という感じでした…

武藤吐夢
4か月前
22

感想 三河雑兵心得上田合戦仁義 井原 忠政 宿敵真田との戦い。シンガリをうけたまった茂兵衛たちは弾つき、ボロボロに。

徳川の戦さを語るに真田との負け戦さである上田合戦は避けて通れない それにしても圧倒的だった。 茂兵衛軍はシンガリを申し渡された 川を背に、鉄砲を撃ちまくるが、弾つき、気力なえ、花井は死に 茂兵衛自身もあれでは生きているのが奇跡という展開になっていった。 終章のタイトルも意味深で、茂兵衛が死ぬかのような煽り方だ 結論はわからないが、死んでも不思議ではなかった。 それほどの真田の猛攻だった。 この戦さは、羽柴との対立が深まり 北条を味方にするため、家臣の真田の領土沼田を北条に

感想 三河雑兵心得小牧長久手仁義 井原 忠政 小牧長久手の戦いまでを描く、新人の部…

真田昌幸親子の描き方が癖があり、とても力が入っているのがわかった。 たぶん、筆者は真田好…

武藤吐夢
4か月前
24

感想 三河雑兵心得伊賀越仁義 井原 忠政 家康の伊賀越に関する梅雪の行動をめぐる茂…

本能寺の変の後、堺にいた家康が明智軍がいる畿内から逃げるために敵の多い伊賀越えをする話し…

武藤吐夢
5か月前
19

感想 三河雑兵心得鉄砲大将仁義 井原 忠政 武田の忠臣一条と茂兵衛の一騎打ちのシー…

高天神城の攻防も良かったが 穴山梅雪の与力となり、最後まで抵抗する武田の忠臣である一条と…

武藤吐夢
5か月前
15

感想 三河雑兵心得弓組寄騎仁義 井原 忠政 あの有名な鳥居 強右衛門の美談に茂兵衛…

家康を語るに、鳥居 強右衛門の忠臣美談は不可欠。 武田軍に包囲された城から使者として飛び出…

武藤吐夢
5か月前
19

感想 三河雑兵心得足軽小頭仁義  井原 忠政 旧主の夏目が家康の影武者となり敵を引…

今回も面白かった。 茂兵衛は小頭に出世する。 本多忠勝の恩人であり、家康の親族の若殿の配下…

武藤吐夢
5か月前
20

感想 三河雑兵心得旗指足軽仁義 井原 忠政 シリーズ第二弾。少し出世し旗持ち足軽に…

シリーズ二巻目。 少し出世し旗持ち足軽になる。 最底辺の足軽の中では、かなり上位ではないか…

武藤吐夢
5か月前
23

感想 三河雑兵心得足軽仁義 井原 忠政 和製キングダムという評判通りの爽快さ。第一弾なので、まだ、わからないが楽しい。

和製キングダムとの評判がある本作の第一弾。 戦さの合戦シーンはかなり面白くて、人物も魅力的 茂兵衛という不良百姓が村を逐電し夏目という武将に足軽として奉公するのだが、夏目は一向門徒で殿様の軍と対立し内戦となる。 どうする家康という大河ドラマでの夏目は、名前を家康に覚えてもらえない実直キャラだが この物語の夏目は人が良い武将であり、有能である。 新人の足軽相手に友のように気軽に語る好人物として描かれています。 そんな夏目の配下に新参者として加えられ 隊長にみっちり基本の基を