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感想 三河雑兵心得旗指足軽仁義 井原 忠政 シリーズ第二弾。少し出世し旗持ち足軽になる。それも本多忠勝の部下に。

シリーズ二巻目。
少し出世し旗持ち足軽になる。
最底辺の足軽の中では、かなり上位ではないかと思う。

それも本多忠勝の部下に。
本多忠勝のざっくばらんなキャラがいい。
二人の掛け合いが漫才みたいで楽しい。

一巻で倒した武将横山の息子に恨まれて短銃で背後から狙われて怪我をするという苦難がある。
これと絡めて、敵将の朝比奈という武将の狙撃の展開で、かなり物語としては面白くなっていく。
作戦は成功するが、どさくさ紛れに彼も撃たれる
それも背後から
つまり味方に

姉川の戦いでの弓矢サムライとの戦いや、横山の息子との戦い。そして、和解。
この戦とは違うサイドストーリーは楽しい。

前半で助けた敵城の女に恋をして
その人にふられるというラストも彼らしいと思う

二度と戦場には出たくないと思うほど傷ついている
しかし、明日には戦場に赴く

それは何故か、戰場に未来があるからだ



この戦場にある未来がある
希望をこの物語は描こうとしているのだろう。


2023 12 18




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